その他
命より大切なもの

こんばんは。

気温の変化が激しく皆様の体調はいかがでしょうか?

外来ではのどの痛みや咳の患者が増えています。

そんなときには早めに「エキナセア」を飲むことをお勧めします。

しかしエキナセアは2日間までです。
それ以上飲んでも改善なければ別の方法を考えてくださいね。

 

さて、本日の記事は心に残った名言をご紹介したいと思います。

 

命がいちばんだと思っていたころ
生きるのが苦しかった

いのちより大切なものがあると知った日
生きているのが嬉しかった

 

星野富弘さんの代表作ですね。

私が医者になって数ヶ月目にどうしても超えられない

「壁」

にぶつかったときに目にとまった言葉です。

 誠心誠意治療に専念しても、どうしても助けられない現実に直面した時です。

 

その後、病気と無理に戦うのではなく、うまくコントロールすることが大事だと思うようになったのです。

現在の私の心境は

病気を完治させることがいちばんだと思っていたころ
医師でいることにプレッシャーを感じた

病気を上手にコントロールすることが大事と知った日
医師であることが使命だと思えた

といったところでしょう。

 

さて最近、この作者の次のエピソードを耳にして、さら考えさせられました。

 「私は今まで死にたいと思ったことが何度もあった。

けがをした当時はなんとしても助かりたいと思ったのに、

人工呼吸がとれ、助かる見込みがでてきたら、今度は死にたいと思うようになってしまった。

動くことができず、ただ上を向いているだけで、口から食べ物を入れてもらい、

尻から出すだけの、それも自分の力で出すことすらできない、

つまった土管みたいな人間が、果たして生きていてよいのか。

下をかみ切ったら死ぬかもしれないと考えたりした。

食事を食べないで餓死しようともした。が、はらがへって死にそうだった。

死にそうになると生きたいと思った。

母に首をしめてもらおうとも思ったが、母を殺人犯にさせるわけにはいかなかった。 」
 

 作者はこんな気持ちだったそうです。

 皆さんはこのエピソードを聞いてどう感じますか?

 

心に響いた・・・

 

と終わらせないで、考えてみてください。

ぜひ自分の職業、自分の状況と照らし合わせてみてください。

 

 

編集後記

先日、「免疫革命」や「病気知らずで大往生 安保流ピンピンコロリ術」のベストセラー著者でもあり、

新潟大学医学部教授の安保徹先生とお話しする機会がありました。

安保先生とのツーショット.jpg

ミトコンドリアより免疫を考えると様々な事が見えてきます。

今回、新たな発見が目白押しでした。

 

そのときに安保先生に融合医療研究会で講演をして頂けないかお願いしたところ

2012年5月25日(土)

に講演をしてくださる事が決定しました。

皆様、少人数で安保先生の講演を聴けるまたとない機会です。

ちょうど1年後の5月25日は空けておいて下さいね。

 

 

その他
情報に振り回される人

震災後、いろいろと思うところがありました。

皆さんもたくさんの思いがあると思います。

さて、今回のブログは被災から学んだ事を書き留めたいと思います。

・東京では被爆の心配はないの?
・東京の水道水は飲んで大丈夫なの?
・海苔、昆布や塩などの海産物は危険なの?

もし上記の情報に振り回され、パニックをおこしてしまった人は・・・・・・・・・

サプリメントなどの補完代替医療を始めるに時には、少し立ち止まって考える習慣を身につけてください。

今回の原発問題の答えを捜すべくいろいろな資料や情報を収集してみて分かったことがあります。

それは、

「専門家ですら意見が分かれていた」

ということです。

専門家でも意見が分かれるのに、素人には「どう正しい判断」をすればいいのか?

 

私のメンターである寺田氏がブログで大変役に立つ情報を発信しています。

・少なくとも激しく飛び交う情報に右往左往しないような軸を持つ
・少なくとも自分はデマ情報、ガセ情報の媒介者にならない

ということを強調しています。

 

実は医療でも同じ事が言えるのです。

例えばサプリメントを例に挙げていいますと、病気が治るという科学的な根拠がないにも関わらず、時に医薬品のように取りざたされることがあります。

同様にダイエットも同じです。

バナナ、納豆、黒豆などなど挙げたらきりがありません。

しかし、本当に病気が治りましたか?
ダイエットは成功しましたか?

答えは私が言うまでもありません。

 

ここで重要なことは、

代替医療をすることは個人の自由ですが、

デマやガセの発信者にはならない

ということを強調したいです。

信用を失います。

それだけでなく、他人に多大な悪影響を及ぼす危険があると思ってください。

 

そのため、私のセミナーでは毎回必ず病気の本質や考え方をお伝えし、デマ・ガセの発信者にならないように構成しています。

その一つに、日本で初めてハーブ専門外来を開設した医師ということもあり、全国各地で講演を依頼されますが

「ハーブだけで病気は治ることはありません」

と言い切っています。

実際に臨床をしていて、100%ハーブで治ることはないからです。

しかし使い方や考え方を間違わなければ重要なツールともなります。

 

ハーブでセルフケアするために一番大事なことは?

と聞かれたら、

効能効果やどんなハーブを使ったらいいのかではありません。

今の状態がハーブで本当に大丈夫なのか?

もっと他にいいことがあるのではないか?

ということを自分で検証できる能力を身につけることなのです。

 

このことはハーブに限らず、自己責任で行う代替医療に共通することなのですが、

書籍やセミナーで学ぶ機会はなかなかないと思います。

しかし皆さんも

セルフケアするには、その療法、療養が自分に合っているかを検証する能力を身につけてください。

 

追伸(2011年4月12日)

自分で検証できる能力を身につけるにはどうすればいいのという、質問をうけました。

書籍では『代替医療のトリック』を読んでみるのもいいでしょう。

もしくは4月17日に生活の木様主催で講演します。

たった2時間で自分で検証できる考え方がつくように内容を練り込みました。

テーマは喘息ですが、病気の本質を学び、自分で検証できる基礎力を身につける構成です。

今まで公開していない内容かなり出しちゃいます。

参加予定の方はかなり期待しててくださいね。

その他
また再建しよう

みなさんこんにちは。

3月11日(金)に発生した三陸沖を震源とする「東北地方太平洋沖地震」から2週間が過ぎました。

いま、いろいろな問題が山積みです。

しかし、それは一過性だと言うことを忘れないでほしいいです。

皆が助け合い頑張っています。

復興に向けて24時間働いてくれている人がいます。

自分自身の事よりも、国民のために原子力発電所で復旧活動をしてくれる人がいます。

その方を支えている家族がいます。

 

私も頑張ります。

役に立てることは医療分野ですので、こんな時だからこそ健康の大事さを伝えていきます。

また医療の融合が必要な人のためにも・・・・。

 

今回の惨事を忘れないために、またそこから学んだ思いや考えを残したいために、今回はブログを残しました。

  

 

「また再建しましょう」

「ゼロからの出発ではないのだから・・・。」

「戦後の復興よりも条件はいいはず」

「日本の国土は小さいけれど、経済力は世界でもトップクラスだから」

その他
どうしても伝えたいこと

この度の東北地方太平洋沖地震において被災された皆様、心からお見舞いを申し上げます。

また残念ながら今回の地震、津波により尊い命を失うこととなった方々に対しましては、深い哀悼の意を表します。

いまだ消息について不明の方々のご無事と、被害にあわれた地区の方々の一日も早い復興を願っています。

 

実は入谷の出身地も福島県であり、親戚、友人の安否が心配です。

私も現地で医療活動をしたいと望んでいます。

 

さて、とあるブログを読んでいましたら、心に響いたメッセージがありました。

皆様にも一刻も早くお伝えしたいと思い、ブログを書いた次第であります。

まずはこの画像をご覧ください。





 

次にこのページをご覧ください。

http://prayforjapan.jp/tweet.html

 

このメッセージを読んで確信しました!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

悲惨な状況ほど人の真価が問われる。

他人のために尽くしてきたこらこそ、皆が一生懸命になってくれる。

誰かがみてるから?そんなの関係ない。自分の心がみている。

日本の未来は明るい。明るい未来がやってくると確信できた。

日本人に生れてきて本当に良かった。今こそ心からそう思える。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この歴史に残る出来事・教訓を無駄にぜず、これからも自分に出来ることを精一杯していきたいと思います。

時間は有限です。

遠回りしてでも、周りから非難を浴びても、やらなければいけないことがあります。

「医療の融合」という新しい分野に挑戦していきたいと思います。

その他
新年明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。

ブログを見てくださっている方は、昨年はどんな年でしたでしょうか?

また今年はどんな年にしたいでしょうか?

それぞれいろいろな想いがあると思いますが、皆様にとって充実した年になりますように願っています

 

さて今年初のブログ記事は医学のことではなく、考えさせられた話題を書きたいと思います。

まずは次の画像をご覧ください。http://youtu.be/Cf_DAGTgP-Y

 


 

 

中国陸軍の訓練時に、新米の兵隊が、本物の手榴弾を囲いの中から遠くに投げるという訓練風景ですね。

ある一人の兵隊が、手榴弾を投げますが、投げ方を失敗してしまい、囲いの外に投げるはずの手榴弾が、囲いの壁にぶつかり、新米兵隊の足下に転がりました。

幸い、囲いの中は、迷路のようになっており、教官の誘導により、手榴弾の影となる壁の向こうに逃げることが
出来、無事に助かりました。


この画像をみてどう思いましたか?

 

 

 

 

「全くドジな新兵だなぁ」

と、思いましたか?

 

私の今年のテーマの一つが

「見方が変われば世界が変わる」

です。

私の愛読書である『7つの習慣』(キングベアー出版)を読んでから見方がかわりました。

この本を読んだ後、この画像をもう一度見てみると次のように解釈できます。

 

上官は新米兵を壁の反対側に引っ張っていった後、

その場に新米兵を押し倒し、上から覆い被さっているのが分かると思います。


投げ損なって呆然とした新米兵を、素早く現場から引きずり離し、そしてすかさず安全な場所に彼を送り出し、そして、さらにその上から、大きく覆い被さって、しっかりと守ろうとした上官の姿です。


「ドジな新米兵士だなぁ~」と思った自分が少し恥ずかしく思いました。

 

部下のミスに適切に対処して、命がけで部下を守った上司

 

こんなすばらしい出来事を見逃していたのです。

 

と同時に、まだまだ自分は上に立つ人間ではないな~と考えさせられました。

 

日常が忙しすぎると、視野が狭くなります。

しかし現代医療と補完代替医療との融合を目指すには視野が狭くては目的を達成できません。

常に冷静な判断と患者を想う気持ちを忘れないで仕事を全うしていきたいと思います。

 

最後にガンジーが提唱した

「世界に変化を望むのであれば、自らがその変化になれ」

に立ち向かいたい1年でありたいと思います。

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