2009年6月
「高いがダメ」は「低いがイイ」と違う

今からでも遅くない30代からの健康術  

    
 
ご無沙汰しております。

東京は30度を超える日が続いており、

夜も寝苦しく熟睡できていないのでは

ないでしょうか?

本日はコレステロールについての話題です。
 
 

●悪玉コレステロールが低すぎると脳出血が起きやすい
 

■野田博之ら circulation 119:2136-2145,2009

 

一般にHDLコレステロールは善玉コレステロール

といわれ、LDLコレステロールは悪玉と言われています。

ということはLDLコレステロールは低い方がいいと、誰も

が思うわけですが、そんなことはないので覚えてください。

この研究は茨城県住民9万人を対象とした大規模試験です。

LDLコレステロールの適正値は120未満とされていますが、

下限はあまり大きく取り上げられていません。

悪玉コレステロールが高いと狭心症や心筋梗塞のリスク

が高まるとされ、せめて140以下にしようというのが

昨今の流れです。

今回の研究で100未満で、有意に脳出血死亡のリスクが

上昇したと結果が出ています。

しかし100~140まででは脳出血死亡のリスクは上昇しま

せんでした。

心筋梗塞も怖いのですが、脳出血も同じくらい怖いです。

心筋梗塞だけに目を向ければ、120未満にするのがベスト

ですが、人間の体は全体をみる必要があります。

下げすぎるとどうなるかも、考える習慣を持つといいですね。

今日の健康術

高いのがダメということは、低いがいいと言うことではない。

補完医療にも共通することですが、

よいと言われるものも、しすぎたら逆効果になることを

覚えてください。

体いいといわれる健康食品をたくさん飲めば、毒なのです。

2009年6月
vogueに取材されました。

こんばんは。

最近、医学的内容の記事がご無沙汰してしまって申し訳ありません。

本日は医学的内容ではなく、ハーブ外来にていて書かせていただきます。

2009年5月29日にvogue.comに「ハーブ外来」が掲載されました。
http://www.vogue.co.jp/beauty/aging/2009-05-29/02

2009年5月より、山手クリニックの他に、サンナチュアメディカル
ガーデンクリニックでも診療を行うことになりました。

山手クリニックの実績を買っていただいたとの事です。
感謝です。

ここのクリニックは補完代替医療では非常に有名です。
医院長は星野泰三先生であり、免疫療法の第一人者です。

さらに補完代替医療に非常に精通されており、このクリニックから
中村裕恵先生、山本竜隆先生など本当にすごい方が診療を行っていました。

そんなすごいクリニックにお声をかけていただき、非常に光栄です。

 

さて一流の病院に声をかけていただけるほど、最近ハーブなどの自然医療
が非常に見直されてきています。

現代医療ではいい面も悪い面もあるため、自然医療が見直されるのは
当然の流れだと思っています。

しかし男性にはまだほんの一握りのひとにしか受けいられないのが
悲しいでね。

ハーブ外来を受診してくださるのは、女性の方が多いです。

忙しいビジネスマンは病気になっている時間はないはずです。

病気の根底に「メンタル」が大きく関わってきます。

このメンタルの最適なコントロールこそ、健康の第一歩です。

メンタルケアの最良の改善法の一つにハーブがあると思います。

ぜひいろいろな人にハーブの力を試していただきたいと思います。