2011年2月
融合医療研究会の報告第2弾

こんばんは。

前回は融合医療研究会の主催目的、理念などをお話しました。

今回は2月20日に行われた融合医療研究会の実際の様子をお伝えしたいと思います。

まだ前回の記事を読んでいない方がおりましたら、先に前回の記事をお読み下さい。

 

融合医療研究会は3年以上前に発足した研究会です。

お陰様で今では毎回、満席になりキャンセル待ちがでています。

DSC_5365.JPGのサムネール画像

(当日の会場の様子です。満席です)

 

この研究会では毎回、入谷が座長を務めております。

座長の役目は会の進行はもとより、一流講師の強みを最大限に引き出し、受講者に少しでも多くの有用な情報を持って帰って頂くという使命があります。

各分野で大活躍している先生に90分~120分間講演して頂きますが、この短時間で全てお話し出来るわけはありません。

ですから当日の受講者層をみて、「きっとここが知りたいんだろうなぁ~」と予測して、会を進行させていきます。

今回も青森、名古屋、関西からも大勢ご参加頂き交通費も考えると、100%満足のいく勉強会になるように、これでもかと言うくらい準備をしています。

おかげで、実は当日は寝不足なんです。

2011.2.20③のサムネール画像

(左が入谷、右が降矢先生)

さて、第一部の講演は

 

 

●赤坂溜池クリニック院長 降矢 英成先生のお話です。

 

降矢先生と言えば、代替医療をしている人であれば、お名前は知っている方が多いのではないでしょうか?

NPO法人日本ホリスティック医学協会副会長、NPO法人日本メディカルハーブ協会副理事長、NPO法人日本森林医療協会理事など数多くの役職に就き、全国でご活躍されている先生です。

森林療法でも第一人者の先生です。

今回、その先生に

「"森林療法"がなぜ現代に必要なのか~その基礎と臨床」

というテーマで講演を頂きました。

 

森林療法に適している患者は?

なぜ森林療法は効果があるのか?

森林は日本中にあるが、普通に森を歩けばいいのではないか?

森林が沢山ある地方で、なぜ自殺者が多いのか?

などなど、いろいりな疑問がでると思います。

こうした疑問を医師の立場から、臨床データを交えてお話して頂きました。

私も知らないことが多々ありました。

森林療法は「療法」という文字がつく以上、注意点や効果を得るにはポイントがあるのです

 

「癒し」と「治療」は全くの別物です!!

 

120分の内容をブログでは書き切れないのですが、

もし森林療法についてもっと知りたいという方がおりましたら、

降矢先生の著書『森林療法ハンドブック』(東京堂出版)を参考にしてみて下さい。

 

 

補足

人によっては「森林浴」があっている人もいれば、「海水浴」があっている人もいます。

あなたは、山派?、海派?

もし山派なら、効果的な山道の歩き方を勉強してみて下さいね。

 

また、長くなってしまったので続きはだい第3弾で。

2011年2月
融合医療の重要性を再確認

こんばんは。

今回の記事は2月20日に開催された融合医療研究会の話題について書きたいと思います。

2011.2.20①

(毎回、東京国際フォーラムにて開催されます)

2011.2.20②

(今回の会場は404号室です)

 

当日の様子を書く前に、なぜ融合医療研究会を主催しなければならないのかを簡単に書きたいと思います。

それには著書である『病気が消える習慣』は何を意味するのか?を考えることから始まります。

 

病気を上手にコントロールするには、何が一番大事だと思いますか?

 

それは

 

「習慣」

 

なのです。

 

生活習慣病はあらゆる病気につながることが分かっており、国を挙げてその対策に追われています。

例えば糖尿病や高血圧症、高脂血症の基準値は年々、厳しくなっていることからもおわかりになると思います。

その予防には、体に良い食事習慣、運動習慣、メンタルケア対策習慣など、挙げたらきりがありません。

もちろん予防だけでなく、治療にも同様の習慣が必要です。

治療となると、薬を飲む習慣も重要です。
(と同時に、薬を減らせるように努力する習慣も発生しますが・・。)

ここまで話せば、私は習慣を大事にしておることがお分かりになるかと思います。

 

私が考える

病気が消える(=治す、コントロールする)習慣

とは

現代医療と補完代替医療を融合させる

ことだと思っています。

 

今困っている症状を確実に改善させる方法は現在医療が優れていると思います。

例えば、ある程度症状が重い気管支喘息・花粉症・糖尿病・高血圧・高脂血症などは、補完代替医療より、現代医療を勧めます。

つまり私の治療方針は、まずはガイドライン通りに治療することからはじめます

 

しかし

 

真剣に臨床医療をしているとガイドライン通りに治療を行ってもうまくいかない場合もあります。

そのような場合、現代医療しか知らない医師や医療従事者の方に質問したいのです。

  

・ガイドライン通りにいかなかったら諦めるのですか?

・薬で治らない病気に遭遇したら諦めるのですか?

・高血圧薬、糖尿病薬、高脂血症薬など薬がどんどん増えても何とも思わないんですか?

と。

 

現代医療が100%ではない以上、現代医療だけでなく補完代替医療を組み合わせることが、上記の違和感を解消できるのではないかと考えたのです。

 

残念ながら日本の医療制度は混合診療は認められていません。

そのため、

自分の体は自分で守る!!

考え方も必要です。

つまり現代医療は医師に任せるのと同時に、セルフケアの考え方が重要となってきます
(予防医学という概念)

 

しかし

セルフケアをするにしても、

何が重要なのかやどのようにやればいいのか、何を学べばいいのかなど

ある程度、治療のプロである医師主導で指針を提案しなくてはいけないと考えました。
 

そこで融合医療研究会は、

自分で出来るセルフケアを医師、歯科医師、看護師、薬剤師、コメディカル、セラピスト、専門職、一般の人などが集まり、いろいろな角度から勉強する「場」を提供しています。

 

ちょっと、長くなってしまったので、続きは次回で!!

2011年2月
名古屋講演無事に終了

こんにちは。

2月6日は名古屋で講演を行ってきました。

 

名古屋講演③全体後.jpg

名古屋講演②全体正面.jpg

名古屋講演①.jpg

 東京で行われる融合医療研究会には名古屋からお越し下さるかたが多数おられますが、

名古屋の人は非常に勉強熱心な人が多いというイメージがあります。

今回のセミナーも早々に定員に達したようで、当日は熱気に溢れていました

日本メディカルハーブ協会主催のセミナーのため、受講者にはハーブインストラクターや

ショップの定員さんも多く起こしになられるため、準備が通常よりも時間がかかってしまいました。

実は直前までスライドを直していたんです。



講演タイトルは

『ハーブを使ったセルフケア』

と、いつもと代わりばえのないのないタイトルなのですが、内容は毎回変えています。 

なぜこうしたことをするかというと、抄録は3ヶ月前に提出しなくてはいけないのですが、

その3ヶ月の間にトピックスが変わるからです。

今回も花粉症をメインにお話しようと思っていたのですが、インフルエンザが大流行しており、

インフルエンザの話も盛り込んじゃいました。

 

私の講演は、タイトルが同じでも、受講者層、主催者によりいろいろ変えますので、ご安心下さい。

 

さて、講演後に名古屋名物を食べて帰りました。

ひつまぶし.jpg

東京のウナギと名古屋のウナギは歯ごたえが違い、非常に美味でした。

 

 味噌煮込み.jpg

一度は食べてみたい、味噌煮込みうどん。

うどんの食感は絶妙でした!!

 

これから、静岡、札幌と続きます。

楽しみです!!