2011年1月
2月20日(日)に座長を務めます

こんばんは。

今日は私が座長を務める勉強会の話題を書きたいと思います。

「融合医療研究会」という会が主催なのですが、一流の先生をお招きして、

様々な視点より病気の本質を学という密度の濃い~~勉強会です。
 

今回のテーマは「自然治療」です。

 

あなたは、自然医療の中で森林がどの程度、健康に寄与するかを考えたことがありますか?

そして、海外の自然医療の現状をご存じですか?

 

巷(ちまた)では様々な健康法があふれています。

身近な例ですとサプリメントなどを飲んだことはありませんか?


「あのサプリメントはよく効いた気がする」

「私にはこの健康法が合っている気がする」

  
そんな感じで、行動を起したことに満足しているかもしれません。


しかし、現在でも続けられていますか?


もし完璧な健康法があれば、様々な健康法は巷で溢れることはないと思います。


どんなに優れた健康法を続けていても、どうしても病気は避けられません。。


しかし、病気に対する考え方を身につけることで、情報操作されることなく
自分にあった健康法を見つけることが可能です。


一つのことを継続して続けることも大切ですが、

そのときの状況で臨機応変に対応する力が重要なのです。

 

今回、

【"森林療法"がなぜ現代に必要なのか~その基礎と臨床】

【薬に頼らない英国自然療法の力】

という、発表に私が座長を務めさせていただきます。

 

参加者の皆さんが有意義な1日を過ごして頂くために、会の進行や質問仕方などなど責任重大です。

しかし、私個人も非常に聞きたいテーマなので、気合いが入っています。


ご講演くださるのは

赤坂溜池クリニック院長 降矢 英成先生

赤坂溜池クリニック院長。LCCストレス医学研究所桂クリニック、
帯津三敬病院などを経て1997年開業。
日本心身医学会専門医、日本統合医療学会認定医。
NPO法人日本ホリスティック医学教会副会長、NPO法人日本メディカルハーブ協会副理事長、
NPO法人日本森林医療協会理事。
ホリスティック(全体的)な視点からストレス関連病の患者さんにアプローチすることを理念とし、
最近では森林療法に力を入れている。


●フィジオセラピスト 石川 善光先生

アジア人で初めて英国フィジオセラピストとなり、
ロンドン郊外のヘルスファームで自然物理療法士として勤務する。
英国ダイアナ元妃をはじめ、ロイヤルファミリーやハリウッド俳優、トップアスリートなど
各国のセレブリティからの指名が相次ぎ、高く評価される。
臨床経験は5万人以上。
帰国後、自然療法と美容療法を融合した「統合自然療法インテグラシー」を確立する。


上記だけでもかなりご満足頂けると思いますが

今回は、

なんと

なんと 

 

法律の勉強もできます。


【判例に学ぶ やさしい法律相談】

講師は大学4年在学中に司法試験に合格し最年少の24歳で裁判官に任官された白川 敬裕先生です。

法律の知識があれば、安心して活動することができます。
逆に、法律を知らないことによって、営業ができなくなったり、
大きな損をしたりするリスクがあります。
法律は自分の身を守るための防具。
判例や一般的な事例などを題材に、医療・健康に関する法律、広告宣伝に関する法律、
建物賃貸借に関する法律、会社の健康配慮義務に関する法律などを、幅広く、かつ、やさしく解説します。

 

非常に楽しみです。

興味ある方は当日、会場でお会いしましょう。

入谷はもちろんのこと、石川先生、白川先生も懇親会に参加される予定です。

少数での懇親会なので、もしかしたら悩みも話せるチャンスですね。

 

詳細・申し込みはこちらまで。

http://www.you-go.jp/seminar/

2011年1月
エキナセアのかぜに対する有効性について

エキナセアのかぜに対する有効性について認められず

・Barrett B, et al. Ann Intern Med 2010 ; 153:769-777


本日の論文は今の時期に非常に役立つエキナセアのお話です。 

かぜに対しての特効薬が存在しないいま、かぜを引いたらまず安静が一番であると言うことに異存はないと思います。

しかしかぜは少しでも早く治したいもの。

さらに何か予防法があれば知っておきたいのが現状でしょう。

そこで私は「エキナセア」のチンキ剤を勧めています。

なぜかというと、現代医療において、かぜの特効薬がないからです。

しかし、エキナセアだけを勧めることはありません。

頭が痛ければ、対処療法として頭痛薬も処方します。

細菌感染が合併したら抗生剤も勧めます。

 

つまり、今困っている症状は現代医療でコントロールして、かぜを早い段階でコントロールするべく、免疫力を高めるのに対して、漢方薬やハーブなどを組み合わせることが良いと思います。

ハーブはあくまで食事療法の一環ですので、効く効かないなど個人差があります。

しかし合えば、実感される人が多いのも事実です。

 

今回の論文では、12歳~80歳のかぜ患者719人を、無治療群、ブラセボ群、エキナセア群に振り分け評価しています。

エキナセア群には24時間以内に乾燥根10.2g相当量を投与。

その後は1日5.1g相当量を4日間投与しています。

結果はプラセボ群よりエキナセア群の方がかぜは軽くなった傾向が見られたが、有意差はつかなかったとのことです。

かぜの平均罹病期間はプラセボ群6.87日、エキナセア群6.34日でした。

 

では、エキナセアはかぜには意味が無いかと言うことになります。

データだけ見れば確かにそうかもしれませんが、実際に臨床をしていると効く人もたくさんいます。

 

もしかぜの特効薬があるのであれば、私は迷わず現代医療を勧めます。

しかしこれだけ医学が進歩しても、かぜの特効薬が無いのが現状であれば、効く人もいる以上、エキナセアの知識は知っておくべきだと思います。

もちろん、今回のデータも患者に話した上で、使う使わないはご本人の意志です。

今後も、こうしたデータはどんどん発表してほしいです。

 

今日の健康術

代替療法には個人差があります。

もし現代医療で特効薬があるのであれば、そちらを勧めますが、

現代医療でも特効薬が無いのであれば、なにか方法を自分で見つけなければいけません。

その一つにエキナセアがあっても良いのではないでしょうか?

 
  

★━【融合医療研究会1日勉強会のお知らせ】━━━━━━☆

前回も大好評に終わりました講演会ですが
今回もすばらしい講師の先生をお呼びしました。

●「"森林療法"がなぜ現代に必要なのか~その基礎と臨床」

日本ホリスティック協会の創設者の1人である降矢英成先生のお話です。
降矢先生は診療内科医でありながら、幅広く代替医療を取り入れております。
講演も非常に多くされ、そのわかりやすい内容に定評があります。
前回、講演して頂きました帯津病院でも外来をされています。


●「判例に学ぶ やさしい法律相談」

広告にだまされないために最低限抑えておきたい法律を学びます。
なかなか法律の事を学ぶ機会が少ないと思いますので、
一度は聞いておきたい内容です。


●「薬に頼らない英国自然療法の力」

英国ダイアナ元妃をはじめ、ロイヤルファミリーや
ハリウッド俳優、トップアスリートなど各国の
セレブリティからの指名が相次ぎ、高く評価され、
臨床経験は5万人以上の石川善光先生のお話です。
英国の事情からセルフケアまでお話をして頂く予定です。

毎回、満席となる研究会ですので、参加をご希望される方は
お早めにお申し込みください。

★詳細・お申込み★
http://www.you-go.jp/seminar/
 

 

2011年1月
新年明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。

ブログを見てくださっている方は、昨年はどんな年でしたでしょうか?

また今年はどんな年にしたいでしょうか?

それぞれいろいろな想いがあると思いますが、皆様にとって充実した年になりますように願っています

 

さて今年初のブログ記事は医学のことではなく、考えさせられた話題を書きたいと思います。

まずは次の画像をご覧ください。http://youtu.be/Cf_DAGTgP-Y

 


 

 

中国陸軍の訓練時に、新米の兵隊が、本物の手榴弾を囲いの中から遠くに投げるという訓練風景ですね。

ある一人の兵隊が、手榴弾を投げますが、投げ方を失敗してしまい、囲いの外に投げるはずの手榴弾が、囲いの壁にぶつかり、新米兵隊の足下に転がりました。

幸い、囲いの中は、迷路のようになっており、教官の誘導により、手榴弾の影となる壁の向こうに逃げることが
出来、無事に助かりました。


この画像をみてどう思いましたか?

 

 

 

 

「全くドジな新兵だなぁ」

と、思いましたか?

 

私の今年のテーマの一つが

「見方が変われば世界が変わる」

です。

私の愛読書である『7つの習慣』(キングベアー出版)を読んでから見方がかわりました。

この本を読んだ後、この画像をもう一度見てみると次のように解釈できます。

 

上官は新米兵を壁の反対側に引っ張っていった後、

その場に新米兵を押し倒し、上から覆い被さっているのが分かると思います。


投げ損なって呆然とした新米兵を、素早く現場から引きずり離し、そしてすかさず安全な場所に彼を送り出し、そして、さらにその上から、大きく覆い被さって、しっかりと守ろうとした上官の姿です。


「ドジな新米兵士だなぁ~」と思った自分が少し恥ずかしく思いました。

 

部下のミスに適切に対処して、命がけで部下を守った上司

 

こんなすばらしい出来事を見逃していたのです。

 

と同時に、まだまだ自分は上に立つ人間ではないな~と考えさせられました。

 

日常が忙しすぎると、視野が狭くなります。

しかし現代医療と補完代替医療との融合を目指すには視野が狭くては目的を達成できません。

常に冷静な判断と患者を想う気持ちを忘れないで仕事を全うしていきたいと思います。

 

最後にガンジーが提唱した

「世界に変化を望むのであれば、自らがその変化になれ」

に立ち向かいたい1年でありたいと思います。