2010年7月
青森県八戸市での講演
みなさんこんにちは。
7月18日に青森県八戸市にて講演を行ってきました。
地元の人は人情に厚く、情熱をもった方々が多いので、こうした触れ合いの場が楽しみになっています。
今後も地方での講演を積極的に行っていきたいので、ぜひ主催様はお声をかけてくださ~い。
さて地方講演の特徴として、受講者のハーブの知識はゼロからプロレベルまで幅広いです。
しかし私の講演は本に書かれていないことをお話しするためどのレベルであっても問題ありません。
一貫して言い続けているのは、「健康になるためには一つの武器だけではだめ」ということを、
臨床経験に元づいてお話ししています。
日本人はお茶を飲むという習慣があるため、ドクダミ茶やハトムギ茶などもセフルケアのツール
だという話に関心を持たれます。
今回はハーブに限らず健康全般、病気とは?などワークを取り入れた形でお話ししました。
上が講演の様子です。
みなさん大変熱心に聞いてくださいました。
話は変わりますが、自分が読んでいるメルマガで非常に役に立つ記事が書かれていましたので
ご紹介したいと思います。出典もとはホリエモンの著書みたいです。
1回3分でレベルアップ! 相手の心を掴むトーク術 (水野 浩志)
http://www.mag2.com/m/0000115361.html
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松田優作が、田舎から東京に出てきて、役者やミュージシャンを目指すもののすぐに諦めて、腐っていた頃。
週末のゲームセンターで、無駄に時間を費やしていたとき、そこに集まる人を見た優作のエピソードです。
よそは知らないけれど、少なくとも、そこに集まっているのは不良ではなかった。
大体、この町に不良と呼ばれるタイプは存在しない。
じゃあ、そこに集まっていたのはどんなヤツかといえば、今どきの言い方をすれば「負け組」と言うのが世間的にしっくりくるかもしれないが、正確ではない。
負け組の「負け」が、戦って負けたと定義すれば、そこにいた連中は、戦うこと自体諦めていた。
戦ってもいないのに、勝ちも負けもない。
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と書いてあります。
この記事をみて、病気も同じことが言えるんですよね~。
誰もが病気になります。これは人間の宿命です。
しかし戦ってもいないという人が少なからずおられます。
それは、
ある人は医者や医療従事者任せの人!!
ある人は健康紙や雑誌、テレビ、近所の知り合いの人などの情報をうのみにして信じ込んでしまい考えない人!!
例えば、サプリメントを5種類以上飲んでいる人がいたとします。
でも、「どうしてそのサプリメントを飲んでいるの?」「目的は?」と聞くと「なんとなく」という答えが返ってきます。
現代医療も民間医療も、飲むからにはかならず「目的」があると思います。
この目的を確認せずに、なんでも手を出すということは、
「戦ってもいないのに、治った治らない」
という同じことをいうのではないでしょうか。。
医薬品は「目的」を持って医師が処方しますが、補完代替医療は自分の意思で始めます。
そのため補完代替医療を行うには、
戦う相手(目的)を明確にして、
本当に必要かどうか考えて、
それがよかったかどうか見直してください
2010年7月
最先端の呼吸器疾患を学ぶ
こんばんは。
7月17日は朝から呼吸器学会関東地方会に行ってきました。
私は発表はしなかったのですが、珍しい症例、専門家の貴重なお話が聞ける非常に貴重な場です。
今回もたくさんの情報を入手してきました。
日常の医療に役立てたいと思っています。
私の治療の柱はあくまで現代医療です。
ですから、常に最先端の医療知識は勉強しています。
では、なぜハーブを勉強しているか?
一つの答えが、
医師は限られた時間内に効果的な食事指導もしなくてはいけないからです。
そのため食事療法のひとつとしてハーブもすすめしています。
患者さんに手間のかかる食事療法を指導しても実践してもらうのは困難な現状があります。
しかし、お茶を入れて飲むだけなら、簡単ですし、誰にでもできます。
通常の外来では食事療法の一貫ですからハーブを処方したりしません。
しかし、便秘がちの人には、センナ茶やどくだみ茶、
胃腸障害の方にはミントティー
膀胱炎を繰り返す人にはクランベリーをアドバイスするといった具合です。
これは数秒しかかからない割には非常にいい効果を出しています。
ハーブを勉強するということは特殊なことではありません。
ぜひ、同業である医師や歯科医師の先生方にも、食事療法の一環としてハーブの勉強をしていただければと思っています。
今の時代、西洋医学に精通しているのは当たり前であり、それだけでは患者さんのニーズには答えられません。
大まかでもいいので、補完代替医療の基礎知識が必要だと思っています。
これからは
「補完代替医療に精通していないといい医師とはいえない」
「補完代替医療へのニーズがあるからには、医療側はそれに答えなければならない」
といわれる時代が来るのはそう遠くないかもしれませんね。
2010年7月
メンタルヘルスの勉強会に参加してきました
みなさんこんにちは。
先週の土曜日は産業医講習会に参加してきました。
今回の講習会の内容は「労働者のメンタルヘルス」というタイトルで、
最先端のメンタルヘルスについて学んできました。
私のセミナーでは、毎回「病気にはメンタルが関与する」とメッセージを伝えています。
そのくらいメンタルは重要なのです。
現代の病気の大半は「メンタル病」といっても過言ではないのではないでしょうか?
肥満や糖尿病もメンタル異常を指摘されています。
18世紀~19世紀初めまでは、結核などのうつる病気が恐れられていましたが、
20世紀に入り生活習慣病やうつ病などつくる病気が主体となってきました。
またここ数年の自殺者数は3万人を超え、減少する傾向が見られません。
こうした背景より、医薬品の売り上げで、うつ病薬の売り上げは約190億円から900億円になり、
ますます精神科領域の薬の競争が激しくなってくると思います。
しかしうつ病薬の売り上げが伸び、どんどんいい薬が出ているのも関わらず自殺者が減らない、
うつ病患者が増える一方なのにもどかしさを感じてしまうのは自分だけでしょうか?
厚生労働省の労働者健康状態調査では、職業労働者のストレス状況は62%もの人に
何らかの強い不安、ストレス、悩みがあるという結果が出ています。
つまりほとんどの人が職場で強いストレスを感じており、ストレスを感じていない人の割合のほうが少ないのです。
しかし
ストレスは、人間が背負わなければならない宿命なのです。
ですから、なくすことよりもうまく付き合うことが重要です。
良く考えてくみてださい。
毎日ストレスが無く、リラックスしていたら人生は楽しいですか?
少なくとも私は違います。
日常生活が忙しいからこそ、ヨガや鍼灸、リフレなどリラックスする施術がよりいいと実感できると思っています。
ここでキーワードとなる言葉があります。
自然治癒力、ホメオスタシスです。
自然治癒力とホメオスタシスは違います。
私の尊敬する帯津良一先生は次のように言っています。
「ホメオスタシスの対象は神経やホルモンなどであり、あくまでも目に見える臓器である」と。
この自然治癒力、ホメオスタシスのバランスを日ごろから整えたいですね。
私の場合はハーブティーを飲んだり、食事に気をつけたり、適度な運動をしたり、
自分が心地よいと思う施術を受けています。
健康によく、病気のしないサプリメントや食材など絶対に存在しません。
ですので、いろいろ体に気持ちいいことをとりいれたほうがいいですね。
うつ病も早めの対処で重篤になることを防ぐことが可能な場合が多いです。
医薬品の前にセルフケアとしてハーブもいいかもしれません。
2010年7月
2日間で延べ600人の前で講演してきました。
こんばんは。
今月は講演ラッシュで4つ入っています。
7月3日(大阪)、4日(東京)、11日(東京)、18日(青森)です。
その準備のため、ブログが滞ってしまい申し訳ありませんでした。
私は日常業務では120%全力で診療にあたり、週末の講演には人生をかけているくらい精一杯行っています。
講演にききにきてくださった方は、自分の話をきくのが初めてかもしれません。
初めてきかれる方にも、聞いてよかったで終わりにするのではなく、
講演の内容を実践してこそよい講演だったと思っています。
上手に話ができる講師はたくさんおられますが、講演内容を行動に移させることができる人は
少ないのではないでしょうか?
目指すは行動を起こさせる講師になりたいです。
そのため、一人でも多くの方が行動を起こしていただくように、講演の準備は非常に時間をかけています。
おそらく一般の方は「そんなに!?」と思うのではないでしょうか?
しかし、この初心に戻った気持はずっと持ち続けたいと思っています。
7月3,4日の講演は、日本メディカルハーブ協会主催の特別講演でした。
受講生はハーブ検定に合格していることが前提であり、それなりの有知識者です。
有知識者の講演では、現在知っている知識をいかに日常で使いこなせるかがポイントとなります。
今回は、「検定で勉強された15種類のハーブのうち1つでも実際に使っていただく」
というのが私のテーマでした。
ハーブは嗜好品、オシャレなものというイメージがあるのですが、使い方によっては、
セルフケアのツールになります。
それを、ハーブの歴史やエビデンスを踏まえたうえで、実践的なお話をしました。
60分というわずかな時間でしたので、詳しくお話できなかった部分もあったのは否めませんが、
定期的に講演を行い、こうした補足は行っていきたいです。
後日、協会より講演のアンケートが知らされます。
どんな結果だったかはブログに紹介できればと思います。
おかげさまで今までの講演では満足率80%を超えています。
今回も超えてるといいのですが・・・。
最後に講演の様子です。
上記は大阪講演の様子です。欠席者は1人しかいなかったそうです。
みなさん本当に熱心に聞かれていました。
上記は東京講演の様子です。
2000人位収容できる立派な講堂でした。
会場が広いため、受講者と演壇がやや離れており距離感があったのですが、会が終わった後にいろいろな方が質問に来てくださいました
2010年7月
「ゲンキ&キレイ」で連載しています。
先月から6回にわたって、ハーブの連載が開始されました。
媒体は薬局が運営する「ゲンキ&キレイ」というサイトです。
今回はハーブ初級者向けに取材に答えていますので、
ハーブはどんなもの?
と興味がある人がご覧になられても理解できると思います。
また、他の連載記事も非常に役に立ちますので、定期的にチェックしてみてくださいね。
今回お話ししたい内容はインターネット情報の有用性についてです。
インターネットで情報を入手するのは当たり前になっているいま、
その情報が有用なものか、そうでないものなのかを
判断する能力が求められていますよね。
インターネットを見ていると、それは医学的に違うということも多々あります。
営利目的だけならまだしも、時には危険だと思われる情報もあります。
でも、記事を読んでいくと、この危険な情報がだんだん正しいと思うんですよね~。
医者の私でさえ危ない時があるので、もしかすると医学知識がない人は健康から遠ざかる危険性があります。
そこで、ぜひ知っていただきたいことがあります。
「絶対」という言葉には注意してください。
仮に絶対に治るなら医薬品になっています。
また「簡単」という言葉も微妙です。
例えば、
「運動や食事をしないでも、これをするだけで簡単に痩せる」
というものがあるとします。
もし本当なら画期的なものですが、周りで○○をしただけで痩せたという人はいましたか?
もしいたら、現在言われている数あるダイエット法はなくなっているはずです。
しかし、毎年ダイエット本はベストセラーになっています。
逆にいえば成功していないからこそ、毎年ダイエット本が売れていると思うのです。
成功している人は、そのダイエット法をきっかけに、
いろいろな面で多少なりとも努力しているのではないでしょうか?
また、痩せるということは怖いことでもあります。
医学的に、急激に痩せたら悪性腫瘍も考慮します。
以前、輸入漢方ダイエット薬で死亡例があり、話題になったことがありました。
努力しないで痩せるということは、時として病的に痩せさせている可能性も秘めています。
ダイエットも、食事、運動、休養、メンタルの4つの要素からせめてくださいね。
健康になるためには王道はありません。
これが私の持論です。