その他
最先端の呼吸器疾患を学ぶ

こんばんは。

7月17日は朝から呼吸器学会関東地方会に行ってきました。

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私は発表はしなかったのですが、珍しい症例、専門家の貴重なお話が聞ける非常に貴重な場です。

今回もたくさんの情報を入手してきました。

日常の医療に役立てたいと思っています。

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私の治療の柱はあくまで現代医療です。

ですから、常に最先端の医療知識は勉強しています。
 

では、なぜハーブを勉強しているか?

一つの答えが、

医師は限られた時間内に効果的な食事指導もしなくてはいけないからです。

そのため食事療法のひとつとしてハーブもすすめしています。

患者さんに手間のかかる食事療法を指導しても実践してもらうのは困難な現状があります。

しかし、お茶を入れて飲むだけなら、簡単ですし、誰にでもできます。

通常の外来では食事療法の一貫ですからハーブを処方したりしません。

しかし、便秘がちの人には、センナ茶やどくだみ茶、

胃腸障害の方にはミントティー

膀胱炎を繰り返す人にはクランベリーをアドバイスするといった具合です。

これは数秒しかかからない割には非常にいい効果を出しています。

 

ハーブを勉強するということは特殊なことではありません。

ぜひ、同業である医師や歯科医師の先生方にも、食事療法の一環としてハーブの勉強をしていただければと思っています。

今の時代、西洋医学に精通しているのは当たり前であり、それだけでは患者さんのニーズには答えられません。

大まかでもいいので、補完代替医療の基礎知識が必要だと思っています。

これからは

「補完代替医療に精通していないといい医師とはいえない」
「補完代替医療へのニーズがあるからには、医療側はそれに答えなければならない」

といわれる時代が来るのはそう遠くないかもしれませんね。

 

その他
「ゲンキ&キレイ」で連載しています。

先月から6回にわたって、ハーブの連載が開始されました。

媒体は薬局が運営する「ゲンキ&キレイ」というサイトです。

今回はハーブ初級者向けに取材に答えていますので、

ハーブはどんなもの?

と興味がある人がご覧になられても理解できると思います。

また、他の連載記事も非常に役に立ちますので、定期的にチェックしてみてくださいね。

ゲンキ&キレイ

 

今回お話ししたい内容はインターネット情報の有用性についてです。

インターネットで情報を入手するのは当たり前になっているいま、

その情報が有用なものか、そうでないものなのかを

判断する能力が求められていますよね。

インターネットを見ていると、それは医学的に違うということも多々あります。

営利目的だけならまだしも、時には危険だと思われる情報もあります。

でも、記事を読んでいくと、この危険な情報がだんだん正しいと思うんですよね~。

医者の私でさえ危ない時があるので、もしかすると医学知識がない人は健康から遠ざかる危険性があります。

 

そこで、ぜひ知っていただきたいことがあります。

「絶対」という言葉には注意してください。

仮に絶対に治るなら医薬品になっています。

また「簡単」という言葉も微妙です。

例えば、

「運動や食事をしないでも、これをするだけで簡単痩せる」

というものがあるとします。

もし本当なら画期的なものですが、周りで○○をしただけで痩せたという人はいましたか?

もしいたら、現在言われている数あるダイエット法はなくなっているはずです。

 

しかし、毎年ダイエット本はベストセラーになっています。

逆にいえば成功していないからこそ、毎年ダイエット本が売れていると思うのです。

成功している人は、そのダイエット法をきっかけに、

いろいろな面で多少なりとも努力しているのではないでしょうか?

また、痩せるということは怖いことでもあります。

医学的に、急激に痩せたら悪性腫瘍も考慮します。

以前、輸入漢方ダイエット薬で死亡例があり、話題になったことがありました。

努力しないで痩せるということは、時として病的に痩せさせている可能性も秘めています。

ダイエットも、食事、運動、休養、メンタルの4つの要素からせめてくださいね。

 

健康になるためには王道はありません。

これが私の持論です。

 

その他
院長就任パーティーに出席

こんばんは。

6月5日に、私の知人である梅谷薫先生の院長就任パーティーに出席させていただきました。

梅谷先生が院長をされる「銀座医院」は、銀座の一等地に立たずむ由緒ある病院で、開院が昭和47年と地元密着型の落ち着いた病院です。

さすが由緒ある病院と梅谷先生のお人柄もあってパーティーには大勢参加され、ゲストもすごい方ばかりでした。

たとえば

工藤 進英(くどうしんえい)先生
昭和大学横浜市北部病院・教授、外科
1947年秋田県生まれ。73年新潟大学医学部を卒業。
85年秋田赤十字病院外科で「幻のがん」と呼ばれていた
陥凹型大腸がんを次々に発見。
側方進展型腫瘍LSTの概念の提唱、拡大内視鏡の開発、
早期大腸がん分類の世界普及など、内視鏡の権威として
世界中を飛び回って活躍中。テレビ出演なども多数。
『見えないがんを追う』(新潮社)など出版活動も盛んです。
 

久保木 富房(くぼきとみふさ)先生
東大名誉教授、秀峰会 楽山病院 名誉院長、心療内科
1973年東京大学医学部卒業。1996年東京大学教授(心療内科)。
日本心身医学会理事長、日本心療内科学会理事長、
日本交流分析学会理事長、日本行動医療学会理事、
第6回日本うつ病学会会長(2009年)などを歴任。
著書「不安症の時代」「抗不安薬の選び方と使い方」など多数。
 

日垣 隆(ひがきたかし)さん
作家
東北大学法学部卒。1987年より作家・取材活動に入る。
「週刊エコノミスト」巻頭コラム「敢闘言」からスタートし、
『「買ってはいけない」は嘘である』『「松代大本営」の真実』
『知的ストレッチ入門』『ラクをしないと成果は出ない』
『折れそうな心の鍛え方』など著書多数。メルマガ、Twitterなど
様々なメディアを通して切り口の鋭い批評活動を展開中。
 

杉本 敏也(すぎもととしや)さん
日本テレビ報道局社会部長。
「真相報道バンキシャ!」などを担当。
自らもテレビ出演を通して社会問題などを解説しています。

三条 毅史(さんじょうつよし)さん
TBSラジオプロデューサー。
「ストリーム」などの人気番組をプロデュースし、
リスナーからの大きな支持を得ている。

飯田 芳弘(いいだよしひろ) 先生
学習院大学教授(法学部 政治学科)。専門は国際政治学。
読書家としても有名。著書に『ヨーロッパ政治史』などがある。
NHKの放送大学などの講師もしている。

鈴木 進一(すずきしんいち)さん
株式会社エックス都市研究所・常務取締役
環境、エネルギー問題のシンクタンクに勤務しながら、
循環型社会推進の調査研究活動で、東南アジアを中心に活躍。

田中 越郎(たなかえつろう)先生
東京農業大学栄養科学科教授。医学博士。
熊本大学医学部卒業。三井記念病院内科研修医。
スウェーデン王立カロリンスカ研究所留学、
東海大学医学部助教授等を経て2003年より現職。
臨床時代は内科医。その後、薬理学、神経生理学、運動生理学
循環生理学・X線生理学・再生医療を研究。
現在の専門は臨床栄養学。 医学英文論文120編、医学系著書20冊。
 

大橋 悦夫(おおはしえつお)さん
ブロガー、セミナー講師。
1974年東京生まれ。上智大学外国語学部英語学科卒業。
ブログ「シゴタノ! 仕事を楽しくする研究日誌」主宰。
有限会社サイバーローグ研究所を設立。
著書『LIVE HACKS!』『成功ハックス』『スピードハックス』など
 

森 秀治(もりひではる)さん
フリー編集者。
アスコムの編集者時代に、ムック本の記事を梅谷に依頼。
独立後、梅谷の原稿を講談社に紹介し、『病になる言葉』が誕生。
天文学など理系出身の編集者らしいテーマに挑んでいます。

石川 光太郎(いしかわこうたろう)さん
NHKアナウンサー。『あぁ!言い違い すれ違い』企画担当。
1968年生まれ、41歳。日本大学卒。
NHK放送センター東京アナウンス室勤務。
祖父は、がんセンター元総長の、石川七郎先生。

 青木 まり子(あおきまりこ)さん
「ジャネッツ」(フォークデュオ)としてキャニオンレコードよりデビュー。
ジャネッツ解散後CMソング等を歌いながら弾き語りライブを始める。
「シモンズ」再結成のメンバーとして活躍。
1998年西岡たかしと仲間たちコンサートに出演後「五つの赤い風船」の
ヴォーカルとして活動開始、現在に至る。
最近では、5月25日に「五つの赤い風船コンサート」、5月29日
「希望への航路」発売記念コンサート(ゲスト:きたやまおさむさん)
と立て続けにコンサートなどで活躍中。
今回は「レセプション」の中で、暖かく懐かしい歌の数々を披露

 

など、そうそうたるメンバーがいらしていました

そんな中、主賓を含む一部のゲストに対して、壇上で挨拶する時間もありました。

一流の先生の挨拶やスピーチは非常に参考になります。

一流人の仕草や目線、考え方など得るものが多いです。

 

そんなすごい先生が話すなか、幸運にも私もご指名を頂きました。

しかも4番目の挨拶です

こんなすごい方たちの中での挨拶は非常に緊張しましたがいい経験でした。

数年前までは人前で話すことができなかった自分ですが、人間は変われるんだなぁ~と思った瞬間でした。

 

さて、「変わる」にフォーカスを当ててみると、病気でも同じことが言えます。

病気を治すのは受け身ではなく、攻めるのです。

攻めの養生」です。

そうすることで、人間は変われます。

努力しないで頭がいい人がいないのと同じで、努力しない人は健康を手に入れることはできません。

わたしは、

その努力が間違った方向にいかないように、手を差しのべてあげられる医師になりたいです。

 

人間は努力すれば変われます。
それは病気に対しても同じことなのです。

 

 

その他
「他人支配」をやめる!!

『「他人支配」をやめると幸せになる』黒岩貴著 小学館

皆さんこんにちは。

今日は医療従事者もしくは健康に携わる人に是非読んでいただきたい本をご紹介したいと思います。

この本のキーワードは「他人支配」です。

医療従事者によく陥りがちな「他人支配」は時として患者を不幸にさせてしまう。
さらに自分自身も不幸になってしまうということです。

この本は医療従事者向けには書いていないのですが、今の自分の仕事ぶりに当てはめながら読み進めると大きなヒントが得られます

「他人支配」とは?

自分以外の誰か(他人)あるいは組織・グループに対して、
「ああしなさい、こうしなさい」、
「これはいけない、あれはやめなさい」などと、
言葉や行動でコントロール(支配)しようとすうことです。

心の中で思うだけでも、立派な「他人支配」です。

そうすると、私たちはついつい日常で「この人はこうするべきだ、こうあるべきだ」と考えてしまっていますよね?

特に医療従事者はこの傾向が強いのではないでしょうか?

「食事に気をつけろ、運動をしろ、たばこを吸うな」などなど、これも一種の「他人支配」ですね。

しかしこうした「他人支配」が行き過ぎると、双方が不幸になってしまいます。

ではどうしたら幸せになるか?
 

本書はこうした他人支配が不幸になる原理や対策が書かれています。


●「相手のため」は本当?

「他人支配」は思う側の身勝手な思い込みに過ぎないのです。

たとえそれが「正しいこと」、「相手のため」だと思えたとしても・・・・。
この結果生まれるのが人間関係のトラブルなのです。

あらゆる人間関係のトラブルには、一方あるいは双方の「他人支配」が存在します。

例を挙げると
親;「子供は遊んでばかりいないで勉強するべきだ」
子;「親は子供の自由を認めるべきで、勉強しろとうるさく言うべきではない」
どちらの意見も正しいのです。
でも視点が違うから、争うこと自体に多大な労力を使ってしまいます。

ここで考えてみてください。

いまから当たり前のことを言いますよ!!

相手が思い通りではないのは当たり前。
相手には相手の事情があり、人生があり、またその人なりの欲求もあります。
自分の欲求を叶えてくれるためにまわりの人が存在しているわけではない。

このことに気がつかずに、いつまでも求めているばかりでは、自分も相手も傷つくだけです。

よくありがちな例では

愛してほしいのに愛してくれない。
優しくしてほしいのに優しくしてくれない。
話を聞いてほしいのに聞いてくれない。

すべて、相手に求めることばかりです。

そして現実の相手がその通りではないため、そのギャップに苦しみ、相手を憎んだり遠ざけたりして、結果、孤独を感じてしまうのです。

自分から相手を理解しよう、何かしてあげよう、何か自分にできることを考えようという生き方に変えたときに、初めてみんなが幸せになるのです。

これを医療の現場に置き換えてみましょう。

「食事はこうしろ、運動はしろ、たばこを吸うな」
と当たり前のことを言ってもお互いに不幸になるだけです。

医師;「患者のためを思って言っている」
患者;「そんな当たり前のことを言われても、できないから病気になったんだよ」

お互いの言い分はもっともです。

こうした状況は日常茶飯事です。

こうした「他人支配」をしているうちは本当のいい治療は不可能なのではないでしょうか?

誰もが、食事や運動の大切さ、たばこの有害性は重々知っています。

なので、お互いに妥協できる範囲で話を進めていかなければなりません。

私の例で言いますと、医薬品を飲むほどではない場合、1日数杯のお茶と1階程度の階段であればエスカレーターを使わないなどを提案します。

患者も健康になりたいという同じ目的で受診しているので、話し合えばちゃんとできる人が多いのです。

この「他人支配」をやめた結果、めざましい効果をあげているのです。

現代医療は、「この薬を飲んで!!」という、一方的な対処療法になることが多いです。

しかし医療の本質には、

個々の人間ありきで、医療従事者が指導するという考え方ではなく、

平等かつできることから話し合うことが本当に重要です。

 

最後に、本書で大事なところを抜粋して終わります。

●人生は寛容になるためにある
人間の成長とは、どれだけ人に寛容になれるか、どれだけ人を許せるか、どれだけ人に優しくなれるかということに尽きます。人生はそのためにあります。
人生に起きるすべてののこと、すべての人間関係はそのためにあるのです。

●「べき」は捨てるべき。
「べき」を捨てる「べき」だというのも、結局は「他人支配」である。自分では「他人支配」はいけないとわかっているつもりでも、他人の「べき」が気になるようであれば、まだ、自分も完全には「べき」を手放せていないということ。

まず、相手を許す
次に、自分を許す
すると自信が持てます。

『「他人支配」をやめると幸せになる』黒岩貴著 小学館

その他
梅雨時期のハーブ

こんにちは。

ここ最近の気候はというと、

雨が降ったり、寒かったりで、安定しないですよね。

こうした気候の変化が多いと、メンタル面も不安定になってきます。

 

ですので梅雨の時期は、何らかの対策が必要です。

すでに自分なりの対策法を知っていれば問題ないのですが、

もし何も考えていないのであれば、お茶療法(ハーブ)から始めてみるのも一つの手ですよ。

 

全国の薬局グループを運営する会社より取材があり、

「梅雨時のハーブ」

を連載しました。

興味ある方はご覧ください。

 

ゲンキとキレイ

http://www.genkitokirei.com/

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