2010年07月19日
最先端の呼吸器疾患を学ぶ
こんばんは。
7月17日は朝から呼吸器学会関東地方会に行ってきました。
私は発表はしなかったのですが、珍しい症例、専門家の貴重なお話が聞ける非常に貴重な場です。
今回もたくさんの情報を入手してきました。
日常の医療に役立てたいと思っています。
私の治療の柱はあくまで現代医療です。
ですから、常に最先端の医療知識は勉強しています。
では、なぜハーブを勉強しているか?
一つの答えが、
医師は限られた時間内に効果的な食事指導もしなくてはいけないからです。
そのため食事療法のひとつとしてハーブもすすめしています。
患者さんに手間のかかる食事療法を指導しても実践してもらうのは困難な現状があります。
しかし、お茶を入れて飲むだけなら、簡単ですし、誰にでもできます。
通常の外来では食事療法の一貫ですからハーブを処方したりしません。
しかし、便秘がちの人には、センナ茶やどくだみ茶、
胃腸障害の方にはミントティー
膀胱炎を繰り返す人にはクランベリーをアドバイスするといった具合です。
これは数秒しかかからない割には非常にいい効果を出しています。
ハーブを勉強するということは特殊なことではありません。
ぜひ、同業である医師や歯科医師の先生方にも、食事療法の一環としてハーブの勉強をしていただければと思っています。
今の時代、西洋医学に精通しているのは当たり前であり、それだけでは患者さんのニーズには答えられません。
大まかでもいいので、補完代替医療の基礎知識が必要だと思っています。
これからは
「補完代替医療に精通していないといい医師とはいえない」
「補完代替医療へのニーズがあるからには、医療側はそれに答えなければならない」
といわれる時代が来るのはそう遠くないかもしれませんね。
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