2011年5月
命より大切なもの

こんばんは。

気温の変化が激しく皆様の体調はいかがでしょうか?

外来ではのどの痛みや咳の患者が増えています。

そんなときには早めに「エキナセア」を飲むことをお勧めします。

しかしエキナセアは2日間までです。
それ以上飲んでも改善なければ別の方法を考えてくださいね。

 

さて、本日の記事は心に残った名言をご紹介したいと思います。

 

命がいちばんだと思っていたころ
生きるのが苦しかった

いのちより大切なものがあると知った日
生きているのが嬉しかった

 

星野富弘さんの代表作ですね。

私が医者になって数ヶ月目にどうしても超えられない

「壁」

にぶつかったときに目にとまった言葉です。

 誠心誠意治療に専念しても、どうしても助けられない現実に直面した時です。

 

その後、病気と無理に戦うのではなく、うまくコントロールすることが大事だと思うようになったのです。

現在の私の心境は

病気を完治させることがいちばんだと思っていたころ
医師でいることにプレッシャーを感じた

病気を上手にコントロールすることが大事と知った日
医師であることが使命だと思えた

といったところでしょう。

 

さて最近、この作者の次のエピソードを耳にして、さら考えさせられました。

 「私は今まで死にたいと思ったことが何度もあった。

けがをした当時はなんとしても助かりたいと思ったのに、

人工呼吸がとれ、助かる見込みがでてきたら、今度は死にたいと思うようになってしまった。

動くことができず、ただ上を向いているだけで、口から食べ物を入れてもらい、

尻から出すだけの、それも自分の力で出すことすらできない、

つまった土管みたいな人間が、果たして生きていてよいのか。

下をかみ切ったら死ぬかもしれないと考えたりした。

食事を食べないで餓死しようともした。が、はらがへって死にそうだった。

死にそうになると生きたいと思った。

母に首をしめてもらおうとも思ったが、母を殺人犯にさせるわけにはいかなかった。 」
 

 作者はこんな気持ちだったそうです。

 皆さんはこのエピソードを聞いてどう感じますか?

 

心に響いた・・・

 

と終わらせないで、考えてみてください。

ぜひ自分の職業、自分の状況と照らし合わせてみてください。

 

 

編集後記

先日、「免疫革命」や「病気知らずで大往生 安保流ピンピンコロリ術」のベストセラー著者でもあり、

新潟大学医学部教授の安保徹先生とお話しする機会がありました。

安保先生とのツーショット.jpg

ミトコンドリアより免疫を考えると様々な事が見えてきます。

今回、新たな発見が目白押しでした。

 

そのときに安保先生に融合医療研究会で講演をして頂けないかお願いしたところ

2012年5月25日(土)

に講演をしてくださる事が決定しました。

皆様、少人数で安保先生の講演を聴けるまたとない機会です。

ちょうど1年後の5月25日は空けておいて下さいね。

 

 

2011年5月
ベリー類は脳の老化を防止する

ベリー類は脳の老化を防止する

ScienceDaily August 24, 2010

おはようございます。

今回も前回に引き続きベリー類に関する記事です。
 
 
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フィトケミカルの働きの1つに抗酸化作用があるということをご存じの方が多いと思います。
 
しかし、抗酸化作用を実感することはなかなか難しいですよね。

 
今回、ご紹介する論文はラットの実験においてですが、 
 

ベリー類を投与したところ、脳の老化を防止した

との報告です。
 
ベリー類に含まれるアントシアニンの抗酸化作用が科学的に証明されたのでご紹介します。
 
 
今回、ブルーベリーやイチゴなどのベリー類は脳の健康維持によさそうだという研究結果が、米国化学会年次会で発表されました。
 
ベリー類やクルミは、老化に伴う物忘れなどのに関連した毒性タンパク質を清浄するそうです。
 
米国農務省栄養研究所のDr. Shibu Pouloseは、
 
抗酸化作用のあるイチゴ、ブルーベリー、ブラックベリーの抽出物2%を含む餌をラットに2ヶ月間投与したところ、

学習と記憶に関係のある神経機能の退化が逆転したと報告しました。
 
ラットの脳細胞を培養した実験において、ベリーの抽出物が脳萎縮を亢進するたんぱく質の活動を阻害しているそうです。
 
最近の研究では、加齢に伴う神経機能を退化させる原因として、
 
脳膠細胞による貪食(自食)作用が重要と述べています。
 
この作用は脳機能の老化を妨げる生化学的廃棄物を除去しているからです。
 


ちなみに年間を通じて入手できる冷凍ベリーにもポリフェノールが多く含まれていることを付け加えられていました。
 

果物はカロリーが高いので、摂取しすぎるのは問題だと思いますが、
 
朝のフレッシュジュースとして毎日ベリー類を取り入れたいですね。
 

今日の健康術

ベリー類のアントシアニンについての研究報告はいろいろ出ています。

そのためか欧米では常に上位に入るサプリメントです。

しかしベリー類だけ摂っていれば健康になれるかというと別物です。

ベリー類の偏った摂り方だけは止めてください。

2011年5月
ブルーベリーは脂肪細胞増生を阻害する

ブルーベリーに脂肪細胞増生阻害効果

ScienceDaily  April 11, 2011


本日の論文はブルーベリーのお話です。

おはようございます。 

今日は久しぶりにゆっくりできる時間が取れたため、英語論文を読んでいました。
朝から優雅に表参道のアニヴェルセルカフェでモーニングしています!!
 
100x100_square_4329820.jpg  スープモーニング
 
 
今回、ブルーベリーと脂肪細胞というキーワードに目がとまり読んでみました。
 
ここ最近、体重増加が著しいので食生活を見直し、適度な運動をする時間を確保しようと考えています。
 
さて、ブルーベリーの効果については、すでに多くの栄養学的研究がされています。
 
とくにポリフェノール含有量が高いことによる心臓病
予防効果が有名で、加齢やメタボリック症候群まで幅広い有効性が示されています
 
ブルーベリーといえばハーブを勉強している人にとっては、目によいということが真っ先に思いつくのではないでしょうか?
 
とはいっても、私は臨床現場ではブルーベリーは目の健康に対しては使いませんが・・・。
 
 
今回テキサス州の女子大で、ブルーベリーが肥満対策として有効ではないかという研究が行われました。
 
植物性ポリフェノールは脂肪細胞を作る脂肪生成を妨げ、脂肪分解を誘発することは従来より知られています。
 
そこで、ブルーベリーのポリフェノールを使ったら、分子段階で肥満を防ぐことができるかどうかを確かめる実験です。
 
実験はマウスから採取した組織培養で行っています。
 
結果はポリフェノールは脂肪細胞分化の用量依存的に抑制を示していました。
 
ブルーベリーポリフェノールの投与量が最も大きいときは、脂質量は73%減少し、最も小さいときの減少は27%でした。
 
今後は副作用がないかどうか、服用にどれだけの効果があるかについては、人体で実験する必要があると結論しています。
 
動物実験のため人体が痩せるためには相当量のブルーベリーが必要なことは明らかですが、ダイエット中の飲み物としてはよさそうですね。
 
ダイエット中は栄養のバランス崩れる危険性があります。
 
またストレスも生じます。
 
そうした場合、植物(フィトケミカル)は不足しているビタミン、ミネラルの補給ができ、恒常性の維持という観点からストレス緩和にも役立つと考えられます。
 
ハーブだけでダイエットは難しいですが、ダイエットのサポートにはなります。
  

今日の健康術

細胞レベルの動物実験の結果においては、人体に置き換えたときには相当量の物質が必要なことがあります。

もし今回の実験よりブルーベリーのポリフェノールを人体のダイエットのために使用した場合、かなりの量のブルーベリーを摂取しなければいけないことになると思います。

痩せるどころか、カロリーオーバーです。(体重増加だけでなく健康を害す恐れも生じます)

巷ではこうしたトリックがたくさん存在しているので、注意してくださいね。 
 

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