2011年02月26日
融合医療の重要性を再確認

こんばんは。

今回の記事は2月20日に開催された融合医療研究会の話題について書きたいと思います。

2011.2.20①

(毎回、東京国際フォーラムにて開催されます)

2011.2.20②

(今回の会場は404号室です)

 

当日の様子を書く前に、なぜ融合医療研究会を主催しなければならないのかを簡単に書きたいと思います。

それには著書である『病気が消える習慣』は何を意味するのか?を考えることから始まります。

 

病気を上手にコントロールするには、何が一番大事だと思いますか?

 

それは

 

「習慣」

 

なのです。

 

生活習慣病はあらゆる病気につながることが分かっており、国を挙げてその対策に追われています。

例えば糖尿病や高血圧症、高脂血症の基準値は年々、厳しくなっていることからもおわかりになると思います。

その予防には、体に良い食事習慣、運動習慣、メンタルケア対策習慣など、挙げたらきりがありません。

もちろん予防だけでなく、治療にも同様の習慣が必要です。

治療となると、薬を飲む習慣も重要です。
(と同時に、薬を減らせるように努力する習慣も発生しますが・・。)

ここまで話せば、私は習慣を大事にしておることがお分かりになるかと思います。

 

私が考える

病気が消える(=治す、コントロールする)習慣

とは

現代医療と補完代替医療を融合させる

ことだと思っています。

 

今困っている症状を確実に改善させる方法は現在医療が優れていると思います。

例えば、ある程度症状が重い気管支喘息・花粉症・糖尿病・高血圧・高脂血症などは、補完代替医療より、現代医療を勧めます。

つまり私の治療方針は、まずはガイドライン通りに治療することからはじめます

 

しかし

 

真剣に臨床医療をしているとガイドライン通りに治療を行ってもうまくいかない場合もあります。

そのような場合、現代医療しか知らない医師や医療従事者の方に質問したいのです。

  

・ガイドライン通りにいかなかったら諦めるのですか?

・薬で治らない病気に遭遇したら諦めるのですか?

・高血圧薬、糖尿病薬、高脂血症薬など薬がどんどん増えても何とも思わないんですか?

と。

 

現代医療が100%ではない以上、現代医療だけでなく補完代替医療を組み合わせることが、上記の違和感を解消できるのではないかと考えたのです。

 

残念ながら日本の医療制度は混合診療は認められていません。

そのため、

自分の体は自分で守る!!

考え方も必要です。

つまり現代医療は医師に任せるのと同時に、セルフケアの考え方が重要となってきます
(予防医学という概念)

 

しかし

セルフケアをするにしても、

何が重要なのかやどのようにやればいいのか、何を学べばいいのかなど

ある程度、治療のプロである医師主導で指針を提案しなくてはいけないと考えました。
 

そこで融合医療研究会は、

自分で出来るセルフケアを医師、歯科医師、看護師、薬剤師、コメディカル、セラピスト、専門職、一般の人などが集まり、いろいろな角度から勉強する「場」を提供しています。

 

ちょっと、長くなってしまったので、続きは次回で!!

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