2010年11月30日
10%努力する習慣

ご無沙汰しております。

今月も講演依頼が多く、日々準備に追われている毎日でした。

しかし12月5日の企業向けセミナーを終えたら、ようやく落ち着きそうです。

なぜ10、11月が忙しかったかというと、セミナー5件とラジオ2件、癌学会での発表、雑誌の取材など重なったからなんです。

私生活でも子供の受験もあり、父親としての役目もおろそかにできません。

もちろん平日は外来業務と病棟業務の手は抜きませんので、家に帰るのは深夜です。

しかしこれだけ忙しくても、すべてのイベントにおいて準備を万全にして本番に望んだことは、大変プラスになりました。

以前の自分であれば、心に「壁」を作ってしまい、やる前から「無理」と決めつけていました

しかし、今は私のセミナーに何ヶ月も前から楽しみにして待っててくれる人がいます。

また、その人は私の話を始めて聞くかもしれません。

もしくは講演を聴いてくださり、人生がいい方向に向かってくださるかもしれません。

そう考えると、大小関係なく本番に100%で望まなくてはなりません

自ずと、睡眠時間を削り準備に力が入ります。

その生活を2ヶ月してきたのですが、終わってみたら「大きな壁」がとれていました。

今までは「自分で壁を作っていたんだ」と!!


今回、2ヶ月全力で120%以上の力を出したことは、一生の宝になっているはずです。

器が少し広がった分、来年はさらに努力して、今はできないこともできそうで楽しみです。


さて、読者の皆さんは、「講演できるくらいなんだから、もともと能力があるからできるんだだろ!!」と思っている人がいるかもしれません。

しかし決してそんなことはありません。

昔の自分を知っている人は、あの入谷君が?と思っている人が大勢いるはず。

でも、努力する習慣で人は変わることができます。

努力する時期も年齢制限などありません。

80歳を超えている人でもかわることができるのです。

たくさんの患者を診てきて本当にそう思います。


私が言うまでもなく人間の可能性は無限大です。

習慣を作るポイントは

 今できることに10%の努力をする習慣をつける 

ということです。

私自身もそうでしたが、クライアントの中で、大変内気で自分のことを駄目人間だとコンプレックスを持っている人がいました。

端から見ると、「もっと自身を持てばいいのに」と10人いたら8、9人はそういうと思います。

一人で喫茶店にも入れず、趣味といったら携帯電話をいじることくらいでした。

しかし、代替医療の知識や10%努力のお話をしたところ、

今では日中は激務の仕事をこなしながら、夜間の鍼灸の専門学校に通い充実した生活をしています。

自分よりももっと忙しい生活をしており、ストレスもたくさんあると思いますが、愚痴一つこぼさず、がんばっています。

コンプレックスを10%の努力で自信に変えて、周りからみて魅力的な人になっており、

だれも昔の姿を想像できないはずです

最近では自分が励まされているくらいです


本で読んだことがあるのですが、

「今ある自分を変えることが人生最大の道楽」

と誰かが言っていました。

私もプラス方向に自分を変えていきたいです。

そして、困っている人を幸せに導くことが最大の幸せかもしれません。

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