2010年07月17日
メンタルヘルスの勉強会に参加してきました
みなさんこんにちは。
先週の土曜日は産業医講習会に参加してきました。
今回の講習会の内容は「労働者のメンタルヘルス」というタイトルで、
最先端のメンタルヘルスについて学んできました。
私のセミナーでは、毎回「病気にはメンタルが関与する」とメッセージを伝えています。
そのくらいメンタルは重要なのです。
現代の病気の大半は「メンタル病」といっても過言ではないのではないでしょうか?
肥満や糖尿病もメンタル異常を指摘されています。
18世紀~19世紀初めまでは、結核などのうつる病気が恐れられていましたが、
20世紀に入り生活習慣病やうつ病などつくる病気が主体となってきました。
またここ数年の自殺者数は3万人を超え、減少する傾向が見られません。
こうした背景より、医薬品の売り上げで、うつ病薬の売り上げは約190億円から900億円になり、
ますます精神科領域の薬の競争が激しくなってくると思います。
しかしうつ病薬の売り上げが伸び、どんどんいい薬が出ているのも関わらず自殺者が減らない、
うつ病患者が増える一方なのにもどかしさを感じてしまうのは自分だけでしょうか?
厚生労働省の労働者健康状態調査では、職業労働者のストレス状況は62%もの人に
何らかの強い不安、ストレス、悩みがあるという結果が出ています。
つまりほとんどの人が職場で強いストレスを感じており、ストレスを感じていない人の割合のほうが少ないのです。
しかし
ストレスは、人間が背負わなければならない宿命なのです。
ですから、なくすことよりもうまく付き合うことが重要です。
良く考えてくみてださい。
毎日ストレスが無く、リラックスしていたら人生は楽しいですか?
少なくとも私は違います。
日常生活が忙しいからこそ、ヨガや鍼灸、リフレなどリラックスする施術がよりいいと実感できると思っています。
ここでキーワードとなる言葉があります。
自然治癒力、ホメオスタシスです。
自然治癒力とホメオスタシスは違います。
私の尊敬する帯津良一先生は次のように言っています。
「ホメオスタシスの対象は神経やホルモンなどであり、あくまでも目に見える臓器である」と。
この自然治癒力、ホメオスタシスのバランスを日ごろから整えたいですね。
私の場合はハーブティーを飲んだり、食事に気をつけたり、適度な運動をしたり、
自分が心地よいと思う施術を受けています。
健康によく、病気のしないサプリメントや食材など絶対に存在しません。
ですので、いろいろ体に気持ちいいことをとりいれたほうがいいですね。
うつ病も早めの対処で重篤になることを防ぐことが可能な場合が多いです。
医薬品の前にセルフケアとしてハーブもいいかもしれません。
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