2009年05月12日
長時間の電子メディアとの接触が若者のうつ症状に関連

長時間の電子メディアとの接触が若者のうつ症状に関連

ペンシルバニア州ピッツバーグ
Brian A. Primack at.al:Archives of General Psychiatry;66:181-188,2009
 
おはようございます。
入谷栄一です。
 
本題に入る前に5月24日(日)に、東京国際フォーラムでセミナーを行います。
午前中は、あの「起業家フォーラム」立ち上げメンバーである、松原氏がセルフブランディングや成功している人の人脈術をお話しします。
午後は自然医療の話題ですが、入谷もハーブの話しをさせていただきます。
午前は起業家むけ、午後は健康のセルフケア対策のセミナーです。
興味がありましたらぜひご参加下さい。
http://www.you-go.jp/
 
 
さて本日の話題ですが、テレビやパソコンを若いときにやり過ぎるとうつになりやすいという話題です。
 
自分もファミコン世代なので、どきっとします。
パソコンゲームはもう3年近くしていないですが、止めたきっかけが、4時間毎日ゲームをしていて、5日目で「うつ」になりました。体も怠くなり、結構ダメージが大きかったのを覚えています。
 
この論文では
「10代でTVやラジオ、コンピューターゲームなど電子メディアに接触している時間が長いと、特に男性では青年期におけるうつ症状の発現頻度が高まる」と述べています。
 
長時間とは1日平均8.5時間と書いています。
この論文は4142人を対象に7年追跡調査を行っています。
 
原因は
①電子メディアに時間を費やすことで、うつに対する防御になりうる社会的活動、知的活動、身体活動の時間が減る
 
②メディアから流れるメッセージは攻撃性や危険な行動を誘発し、アイデンティティの発達を阻害し、恐怖や不安を契機する
 
③夜間のメディア接触によって、正常な認知活動と情緒的な発達において重要な睡眠が傷害される
 
が挙げられます。
自分は③が的中しました。
 
睡眠は本当に大事なんですよね。
 
自分は睡眠時無呼吸症候群(SAS)を治療しています。
この病気は寝ているときに呼吸が止まってしまい熟睡出来ません。
そのために、生活習慣病を促進したりします。
 
昨日、カフェインの話しをしましたが、寝る前のカフェインも熟睡感は得られません。
お酒も同様です。
 
睡眠について、一度本気で考えて直してみてはどうでしょうか?

30代からの健康術

  • 睡眠について真剣に考えてみよう。
あなたの睡眠時間は適切ですか?
寝る前にお酒やカフェインを飲んではいませんか?
寝具は合っていますか?
人生の1/3はベットで過ごします。
睡眠は大事にして下さい。
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