2010年04月03日
花粉症の話①
皆さん、こんにちは。
今年の花粉の飛散量は前年と比べ1/3程度といわれ、毎年苦しんでいる人は2月は安定していたのではないでしょうか?
その時期に安心していた人たちが、最近大変な状況になっています。
ですので、本日から3回に分けて花粉症の話をしたいと思います。
もうすでになっている人もまだ発症していない人も必見です。
『花粉症』第一回
・花粉症は免疫力を高めてはダメ!!
花粉症は国民の5人に1人がかかる病気であり、決して他人事ではありません。
今は大丈夫でも年齢に関係なくいつ発症してもおかしくないのです。
特に免疫力が一番強いとされる30代~40代が要注意です。
多くの患者さんは免疫力を高めて花粉症を克服しようと考えていますが、これは間違った考え方です。
花粉症の治療はスギなどの特定の異物に対して、過剰に免疫力が高まっている状態なのです。
ですから高くなりすぎた免疫力をニュートラルに戻すのが最良の治療なのです。
意外とこの事実を知っている人は少ないんです。
今回はシリーズ3回に分けて、花粉症とはどんな病気からセルフケアまでを勉強していきたいと思います。
まだ寒い時期だと思っていても1月も終わりを迎える頃になると、「花粉症」という言葉が気になってきます。
しかし花粉症といっても春ばかりではありません。
人によっては1年を通して辛い思いをされる方もいます。
また日本の地形が南北に長い特徴がある為、花粉症シーズンも地域によって時期が違ってきます。
春の花粉(スギ)
1月に九州地方から始まり、関東~東北地方を2月~3月頃にかけて広がります。
その後徐々に減り5月頃にはスギ花粉の飛散が終わるといわれています。
夏の花粉(ヒノキ、イネ科)
スギの花粉が飛び始めると次はヒノキの花粉が飛散します。ヒノキの花粉は6月前には終了しますが、その頃になると今度はイネ科の花粉(カモガヤなど)が飛散します。
秋の花粉(ブタクサ、ヨモギ)
夏8月頃~秋10月頃にかけてはブタクサとヨモギの花粉が飛散します。
つまり花粉症といっても、春だけではないということを知っていることが重要です。
花粉症は植物の花粉や胞子が鼻や口から吸い込まれたり目に入ったりすると、
免疫システムが外敵と判断してしまいそれを追い出そうとします。
その時に化学伝達物質ヒスタミンを過剰に分泌してしまうせいで、鼻水が出たり、くしゃみが止まらなかったり、目が痒いなどの症状がでます。
このような辛い症状が続くと、頭がぼぉーっとしたり疲労感が続いたりします。
しかし早めに対処&治療をすることで軽くすませる事は可能です。
次回から、現代医療以外の方法をお話ししていきます。
具体的にはハーブとアロマについてです。
どうぞ楽しみにしてて下さい。
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