2011年05月08日
ベリー類は脳の老化を防止する

ベリー類は脳の老化を防止する

ScienceDaily August 24, 2010

おはようございます。

今回も前回に引き続きベリー類に関する記事です。
 
 
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フィトケミカルの働きの1つに抗酸化作用があるということをご存じの方が多いと思います。
 
しかし、抗酸化作用を実感することはなかなか難しいですよね。

 
今回、ご紹介する論文はラットの実験においてですが、 
 

ベリー類を投与したところ、脳の老化を防止した

との報告です。
 
ベリー類に含まれるアントシアニンの抗酸化作用が科学的に証明されたのでご紹介します。
 
 
今回、ブルーベリーやイチゴなどのベリー類は脳の健康維持によさそうだという研究結果が、米国化学会年次会で発表されました。
 
ベリー類やクルミは、老化に伴う物忘れなどのに関連した毒性タンパク質を清浄するそうです。
 
米国農務省栄養研究所のDr. Shibu Pouloseは、
 
抗酸化作用のあるイチゴ、ブルーベリー、ブラックベリーの抽出物2%を含む餌をラットに2ヶ月間投与したところ、

学習と記憶に関係のある神経機能の退化が逆転したと報告しました。
 
ラットの脳細胞を培養した実験において、ベリーの抽出物が脳萎縮を亢進するたんぱく質の活動を阻害しているそうです。
 
最近の研究では、加齢に伴う神経機能を退化させる原因として、
 
脳膠細胞による貪食(自食)作用が重要と述べています。
 
この作用は脳機能の老化を妨げる生化学的廃棄物を除去しているからです。
 


ちなみに年間を通じて入手できる冷凍ベリーにもポリフェノールが多く含まれていることを付け加えられていました。
 

果物はカロリーが高いので、摂取しすぎるのは問題だと思いますが、
 
朝のフレッシュジュースとして毎日ベリー類を取り入れたいですね。
 

今日の健康術

ベリー類のアントシアニンについての研究報告はいろいろ出ています。

そのためか欧米では常に上位に入るサプリメントです。

しかしベリー類だけ摂っていれば健康になれるかというと別物です。

ベリー類の偏った摂り方だけは止めてください。

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