2011年05月03日
ブルーベリーは脂肪細胞増生を阻害する
ブルーベリーに脂肪細胞増生阻害効果
・ScienceDaily April 11, 2011
本日の論文はブルーベリーのお話です。
おはようございます。
今日は久しぶりにゆっくりできる時間が取れたため、英語論文を読んでいました。
朝から優雅に表参道のアニヴェルセルカフェでモーニングしています!!
今回、ブルーベリーと脂肪細胞というキーワードに目がとまり読んでみました。
ここ最近、体重増加が著しいので食生活を見直し、適度な運動をする時間を確保しようと考えています。
さて、ブルーベリーの効果については、すでに多くの栄養学的研究がされています。
とくにポリフェノール含有量が高いことによる心臓病
予防効果が有名で、加齢やメタボリック症候群まで幅広い有効性が示されています。
ブルーベリーといえばハーブを勉強している人にとっては、目によいということが真っ先に思いつくのではないでしょうか?
とはいっても、私は臨床現場ではブルーベリーは目の健康に対しては使いませんが・・・。
今回テキサス州の女子大で、ブルーベリーが肥満対策として有効ではないかという研究が行われました。
植物性ポリフェノールは脂肪細胞を作る脂肪生成を妨げ、脂肪分解を誘発することは従来より知られています。
そこで、ブルーベリーのポリフェノールを使ったら、分子段階で肥満を防ぐことができるかどうかを確かめる実験です。
実験はマウスから採取した組織培養で行っています。
結果はポリフェノールは脂肪細胞分化の用量依存的に抑制を示していました。
ブルーベリーポリフェノールの投与量が最も大きいときは、脂質量は73%減少し、最も小さいときの減少は27%でした。
今後は副作用がないかどうか、服用にどれだけの効果があるかについては、人体で実験する必要があると結論しています。
動物実験のため人体が痩せるためには相当量のブルーベリーが必要なことは明らかですが、ダイエット中の飲み物としてはよさそうですね。
ダイエット中は栄養のバランス崩れる危険性があります。
またストレスも生じます。
そうした場合、植物(フィトケミカル)は不足しているビタミン、ミネラルの補給ができ、恒常性の維持という観点からストレス緩和にも役立つと考えられます。
ハーブだけでダイエットは難しいですが、ダイエットのサポートにはなります。
今日の健康術
細胞レベルの動物実験の結果においては、人体に置き換えたときには相当量の物質が必要なことがあります。
もし今回の実験よりブルーベリーのポリフェノールを人体のダイエットのために使用した場合、かなりの量のブルーベリーを摂取しなければいけないことになると思います。
痩せるどころか、カロリーオーバーです。(体重増加だけでなく健康を害す恐れも生じます)
巷ではこうしたトリックがたくさん存在しているので、注意してくださいね。
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