2009年05月14日
怒りすぎは寿命が縮まる!!
「怒りすぎは心臓に悪い!」が科学的に証明された!!
Chida Y,et al. J Am Coll Cardiol ;53:936-946,2009
おはようございます。
入谷栄一です。
本題に入る前に5月24日(日)に、東京国際フォーラムでセミナーを行います。
入谷も1時間ほどハーブの話しをさせていただきます。
ハーブは自然医療の重要な位置づけにあり、長い人生において聞いても損はしない内容です。
ぜひ他の人と差をつけるために、健康について勉強してみませんか?
融合医療研究会1日セミナー(http://www.you-go.jp/)
さて本題です。
今まで怒りすぎると寿命を縮めると聞いたことはありませんか?
でも「ふ~ん!!」と軽く流してきたと思います。
それは、今までは結論が出ていなかったからですが、この論文で科学的に証明されちゃった訳です。
論文の主旨は「怒りと敵意は健康な集団のなかで、冠動脈疾患(心筋梗塞・狭心症)のイベントを増加させ、寿命を縮めた」と言うものです。
さらに男性の方がその傾向が強いそうです。
さて、本日は「怒り」について考えたいと思います。
怒りにも2通りありますよね。
感情で怒るのか、怒る対象の人の事を思って怒るのかで大きく違います。
医療現場で働いていて、怒るべきスチュエーションは必ずあります。
怒るときはしっかり怒ることは、人の命がかかっているので非常に大切なことなんですよね。
逆に下手に遠慮してしまうと、また同じミスをしてしまうこともあり得るからです。
医療で「ごめんなさい」は許されません。
なので怒る場面が出た場合、一呼吸置いて怒って下さい。
この一呼吸しているときに「怒らなきゃいけない状況か?」と自分に投げかけて下さい。
案外、怒らなくていい場合が多いです。
(=感情で怒っている場合が多いんです)
感情で怒らなければ、ストレスも少なくなり、寿命を縮めることが少なくなれるのではないのでしょうか?