2010年01月22日
偏頭痛の人は食生活に気をつけて下さい
前兆のある偏頭痛で脳梗塞のリスクが倍増
■M.schurks et.al : BMJ 339: b3914 ; 2009
今回ご紹介したい論文は偏頭痛についてです。
自分は幸いに偏頭痛は持っていないのですが、外来診療をしていると、
偏頭痛持ちの患者さんに非常に多く接します。
とくに女性は男性に比べ4倍以上です。
偏頭痛患者はある統計では、人口の20%もの人が罹患しているといわれています。
ということは花粉症と同じように5人に1人が大なり小なりの偏頭痛を持っている計算になります。
これは放っておくことはできませんよね。
そのため知識として、偏頭痛の自然療法について、この際に勉強をしてみましょう。
今回の論文では「前兆のある偏頭痛を持っている人は脳梗塞のリスクが倍増していた」と言う報告がでました。
この前兆とは?
頭痛がおきる前に「奇妙な光が見える、不快な匂いを感じる、考えがまとまらない」といった症状のことです。
前兆がある偏頭痛患者は、脳梗塞のリスクが高いことが分かっているならば、
日常生活において早めに自然療法を取り入れたほうがいいと思います。
私が勧める自然療法は「フィーバーヒュー」というハーブです。
特にカプセル剤をお勧めしています。
前兆が出たらこのサプリメントをすぐに飲みます。
そうすると自然療法(ハーブ)が身体に合っている人であれば、
痛み止めを飲む必要が無くなることを経験します。
人によってはアロマを焚くもしくはこめかみに塗るのもいいです。
もちろん医薬品ではイミグランという薬もあります。
偏頭痛は慢性的に何年もお付合いする病気であり、日常生活に支障を来すことが多々あります。
早めに自分にあった対処法を見つけて下さいね。
ちなみに「片頭痛」は、頭の血管が拡張するために、血管のまわりの神経が刺激されて起こります。
ストレス(緊張)から開放されたときや、疲労、空腹、睡眠不足、寝過ぎ、
ホルモン、食べ物、アルコール、あるいは濁った空気をすうと血管が拡張して、痛みを生じます。
薬やサプリメントに頼るだけでなく、上記のような日常生活にもしっかり気をつけて下さい。
今日の健康術
偏頭痛を持っている人は、チョコレート、赤ワインは避けてくだい。
一部のポリフェノールは症状を悪化させることが分かっていますので、
ポリフェノールすべてがいいというわけではないのです。
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