2011年4月
情報に振り回される人

震災後、いろいろと思うところがありました。

皆さんもたくさんの思いがあると思います。

さて、今回のブログは被災から学んだ事を書き留めたいと思います。

・東京では被爆の心配はないの?
・東京の水道水は飲んで大丈夫なの?
・海苔、昆布や塩などの海産物は危険なの?

もし上記の情報に振り回され、パニックをおこしてしまった人は・・・・・・・・・

サプリメントなどの補完代替医療を始めるに時には、少し立ち止まって考える習慣を身につけてください。

今回の原発問題の答えを捜すべくいろいろな資料や情報を収集してみて分かったことがあります。

それは、

「専門家ですら意見が分かれていた」

ということです。

専門家でも意見が分かれるのに、素人には「どう正しい判断」をすればいいのか?

 

私のメンターである寺田氏がブログで大変役に立つ情報を発信しています。

・少なくとも激しく飛び交う情報に右往左往しないような軸を持つ
・少なくとも自分はデマ情報、ガセ情報の媒介者にならない

ということを強調しています。

 

実は医療でも同じ事が言えるのです。

例えばサプリメントを例に挙げていいますと、病気が治るという科学的な根拠がないにも関わらず、時に医薬品のように取りざたされることがあります。

同様にダイエットも同じです。

バナナ、納豆、黒豆などなど挙げたらきりがありません。

しかし、本当に病気が治りましたか?
ダイエットは成功しましたか?

答えは私が言うまでもありません。

 

ここで重要なことは、

代替医療をすることは個人の自由ですが、

デマやガセの発信者にはならない

ということを強調したいです。

信用を失います。

それだけでなく、他人に多大な悪影響を及ぼす危険があると思ってください。

 

そのため、私のセミナーでは毎回必ず病気の本質や考え方をお伝えし、デマ・ガセの発信者にならないように構成しています。

その一つに、日本で初めてハーブ専門外来を開設した医師ということもあり、全国各地で講演を依頼されますが

「ハーブだけで病気は治ることはありません」

と言い切っています。

実際に臨床をしていて、100%ハーブで治ることはないからです。

しかし使い方や考え方を間違わなければ重要なツールともなります。

 

ハーブでセルフケアするために一番大事なことは?

と聞かれたら、

効能効果やどんなハーブを使ったらいいのかではありません。

今の状態がハーブで本当に大丈夫なのか?

もっと他にいいことがあるのではないか?

ということを自分で検証できる能力を身につけることなのです。

 

このことはハーブに限らず、自己責任で行う代替医療に共通することなのですが、

書籍やセミナーで学ぶ機会はなかなかないと思います。

しかし皆さんも

セルフケアするには、その療法、療養が自分に合っているかを検証する能力を身につけてください。

 

追伸(2011年4月12日)

自分で検証できる能力を身につけるにはどうすればいいのという、質問をうけました。

書籍では『代替医療のトリック』を読んでみるのもいいでしょう。

もしくは4月17日に生活の木様主催で講演します。

たった2時間で自分で検証できる考え方がつくように内容を練り込みました。

テーマは喘息ですが、病気の本質を学び、自分で検証できる基礎力を身につける構成です。

今まで公開していない内容かなり出しちゃいます。

参加予定の方はかなり期待しててくださいね。