2010年08月15日
夏バテは医学用語ではありません。

みなさんこんにちは。

連日の暑さで、体調を崩している人が多いのではないでしょうか?

本日は「夏バテ」について書きたいと思います。

今回の記事は「融合医療研究会ニュース」より改変しています。

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さて、今年は世界的にみても異常な高温の夏です。

このような気温の中で生活をしていると注意しなければならないのが「熱中症」「夏バテ」といった症状です。

外来をしていると「夏バテ」の人が沢山おみえになっています。

ちなみに「夏バテ」は医学用語ではありません

では夏バテとはいったい?

「食欲がない」「体がだるい」など胃腸などの身体的な部分や、疲労など精神的な部分にでる慢性的な症状をいいます。

その主な原因は

①自律神経の乱れ

人の体は汗をかいたりして体温を調節しています。

これは自律神経の働き(ホメオスターシス)によるものですが、外気と室内の温度差が激しいと自律神経の働きが崩れ不調を起こしてしまいます。

そして徐々に上手く熱を放出できなくなり、ひどい時には「めまい」や「頭痛」「立ちくらみ」などを引き起こします。

②水分不足

体は体温を調整するために汗をかいて熱を発散させます。

夏の暑い時期は軽く動くだけでも2ℓ以上の水分が失われるといいます。

その際に水分だけではなく、体に必要なビタミンや塩分などのミネラルも一緒に失われてしまいます。

水分が失われると「脱水症状」や「むくみ」などの原因にもなります。

③食欲不振

暑いと冷たいもので水分を補給してしまいがちになり胃腸を冷やして胃液を薄めてしまいます。

すると消化吸収の働きが弱まってしまい、食欲がなくなる為また冷たいものなどしか摂取しない、更に体力が落ちるという悪循環が起きてしまいます。


そこで「夏バテ」対策には「ハーブティー」をお勧めします。

こまめに水分を補給することが大事ですが、何を摂取するかということも大切なことです。

もちろん塩分やミネラルを補給することは重要です。

私がお勧めするのは「海藻味噌汁」です!!

そして冷たいものばかりではなく、温かいものを摂るように心掛けます。

できれば氷水や糖分の入った清涼飲料水は避けたいところです。

そこでお勧めなのが、ハーブティーです。

ハイビスカスとローズヒップの組み合わせは夏の水分補給に役に立ちます。

ハイビスカスにはクエン酸が含まれています。

クエン酸は疲労物質といわれる乳酸をエネルギーに変えてくれる働きをします。

よって疲労回復を促進することになります。

そしてローズヒップはビタミンCを豊富に含みます。

ビタミンCは疲労回復はもちろん、ストレス緩和や病気に対する抵抗力をつける働きをします。

さらにハイビスカス、ローズヒップともに利尿作用があるので「むくみ」を改善してくれますよ。

このブレンドは女性には受けはいいのですが、男性には苦手という人が多いかもしれません。

その場合は、ペパーミント(2割)+ネトル(4割)+日本茶(4割)もお勧めです。

 

8月22日の融合医療研究会のお知らせ。

おかげさまで、先週で定員に達しました。

レジュメが届いているのですが、かなり実践的な内容で密度が濃すぎます。

講師の先生はその道ではカリスマ的な存在です。

既にお申し込みをされている方は期待していてください。

毎回、2名ほどキャンセルが出ます。

もし今週に申し込みをしようと思っている人がいましたら、だめもとでキャンセル待ちをお申込みください。

info@you-go.jp

宛てに件名も「キャンセル待ち」とお書きの上、連絡先をお書きください。

その際に、「入谷のブログより」と一筆書いていただけると幸いです。


 

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