2010年6月
8月22日の融合医療研究会の詳細決まる!!

みなさま、こんにちは。

私が主催する、「融合医療研究会」ですが、昨日の理事会で詳細が決まりました。

 

毎回、すぐに満席となってしまう勉強会のため、いろいろな方から次はいつになるのかと尋ねられます。

詳細をようやくお伝えできるようになりました。

7月1日より募集開始ですので、月が変わりましたらここより申し込みをしてください。

 

今回の講師の先生、講演内容もすごいですよ!!

まずは内容を見てください!!

 

北里大学名誉教授、アンチエイジングネットワーク理事長、医師 塩谷信幸先生 

「アンチエイジングのすすめ」
 アンチエイジングはこの10年間に急速に進歩を遂げてきました。しかし各専門家が自分の専門分野の延長上に発展させてきたため、いささか混乱をきたし、その全体像が掴みにくいのが現状です。
また、目的より前に手法が先走り、さらにそれを商業主義があおり、胡散臭さを生み出してもいます。
しかし、アンチエイジングの目指すところとは「健康長寿」であり、それに「美」も組み込みたいです。
 今回そのゴールを明確にし、次いで現時点で解明されている老化の原因について述べ、妥当と思われる対策について説明します。そして、現在取り組んでいる「見た目のアンチエイジング」について触れたいと思います。
 
  
塩谷先生の主な著書
40代からの頭と体を若返らせる33の知恵』(三笠書房)、『アンチエイジングのすすめ』(幻冬舎美容外科の真実メスで心は癒せるか?』(講談社ブルーバックス)、ほか多数
 
 
 
ビューティーライフ研究所代表、日本アーユルヴェーダ学会評議員 高橋佳璃奈先生
 
 
日本におけるアーユルヴェーダの取り入れ方
 アーユルヴェーダ、アロマ歴23年の経緯から、日本人や日本の風土に合うアーユルヴェーダを「和ユルヴェーダ」と名づけ、イノチの価値を踏まえたアーユルヴェーダを伝えます。 
体質論や症状の見分け方、治療法などを紹介しながら、日本でできること、一般家庭でできるケアなどを中心に、実践しやすいアーユルヴェーダのお話をします。特に医療の中で取り入れてほしい部分や、実践における注意点などもまじえ、将来医療としてアーユルヴェーダが果たせる役割を考えていきます。
 
高橋先生の主な著書
アーユルヴェーディック・アロマテラピー』(ブラス出版)、『アーユルヴェーダ式手作りコスメ&クッキング安心!簡単!ハーブと食材でつくる 』( BABジャパン)ほか。
 
 
Confianza主宰英国ITEC 認定アロマセラピスト・リフレクソロジスト 看護師 市野さおり先生
 
「リフレクソロジーにおける融合医療での可能性」 
 「Reflexology」というと、足裏マッサージを連想される方が多くいらっしゃいます。しかし直訳で「反射学」と訳されるべきリフレクソロジーには、足裏に示されている様々なサインを読取り、解析しクライアントの心身の状態をアセスメントしていくという一面も持ち合わせています。これらを活かす事で、ケアや介入及び施療プログラムの立案時のヒントとなります。足裏の様々なシワや色、サインの読み方を紹介しながら、臨床現場での活用方法や、その他の施療への展開など、リフレクソロジーの導入例を通してお話します。
 
市野先生の主な著書
市野式スーパーリフレクソロジー足裏クリニック 』(マガジンハウス免疫力を高める足裏健康法』(講談社

 

どうでしたか?

すごくないですか?

今回、すべての講演の座長は私がさせていただきます。

皆様にお役に立つような情報をお聞きしたり、質問しやすい状況を作ります。

ご興味がある方はお早めにお申し込みください。

7月1日から申し込み開始です。

「融合医療研究会」
http://www.you-go.jp/

 

2010年6月
アルツハイマー病もフィトケミカルで予防

アルツハイマー病のリスクを低減する食品

・Archives of Neurology(2010; オンライン版)


みなさんこんにちは。

アルツハイマー病について興味深い論文が発表されましたので、ご紹介させていただきます。

この論文は、ロンビア大学医療センター(ニューヨーク)よりの発表です。

 

「サラダドレッシング,ナッツ類,魚,ニワトリやシチメンチョウなどの肉,果物やアブラナ科の

野菜が多く,高脂肪の乳製品,牛・豚などの肉,臓物,バターの少ない食事を摂取している人

アルツハイマー病(AD)を発症しにくい」

 

との研究結果が発表されました。


最近、さまざまな病気は食事と関係しているというのが常識になりつつあります。

 

しかし、毎日同じものを食べている人はいないので、こうした研究は本当に難しいんですよね。

このような地道な研究は本当に頭が下がります。


さて今回は、アルツハイマー病は食事が関係しているというお話をします。


Gu博士らは,ニューヨーク在住の認知症でない高齢者(65歳以上)2,148例を対象に調査しました。

研究に参加した人から食事に関する情報を収集し,認知症を発症しているか否かを1年半ごとに

評価し,平均4年間追跡しました。


その際,飽和脂肪酸,一価不飽和脂肪酸,ω3脂肪酸,ω6脂肪酸,ビタミンE,ビタミンB12,

葉酸といったアルツハイマー病リスクとの関連が明らかにされている7種類の栄養素の摂取量が

それぞれ異なる食事パターンを検討。


その結果,アルツハイマー病リスクの低減と有意に関連している食事パターンが認められました。


この食事パターンでは

サラダドレッシング,ナッツ類,魚,トマト,ニワトリやシチメンチョウの肉,

果物,アブラナ科の野菜や濃緑色の葉野菜が多く摂取され,高脂肪乳製品,赤身の肉,

臓物,バターの摂取量は少なかったことです。


同博士らは

・ビタミンB12と葉酸はホモシステイン関連ビタミンで,血中ホモシステイン濃度を低下させることでアルツハイマーに影響を及ぼす。

・ビタミンEは,強い抗酸化作用によりアルツハイマーを予防する。

・脂肪酸はアテローム動脈硬化と塞栓症,炎症による脳の発達や膜機能への影響,βアミロイドの蓄積を介して認知症・認知機能と

関連していると指摘しました。


こう考えると、ハーブでも同じような効果が得られるのではないかと思います。

ハーブは5大栄養素+ビタミン・ミネラルが豊富ですし、あらゆるハーブは抗酸化作用をもつ

フィトケミカルが入っています。

ですので、バランスのよい食事を毎日摂取するのは難しいかもしれませんが、

ハーブティーとしてであれば、誰でも実行できるのではないでしょうか?


ちなみにアルツハイマー病にエビデンスのあるハーブは「銀杏(いちょう)」です。

 

高齢化社会において、認知症は深刻な問題です。

私が臨床現場で問題だと感じるエピソードがあります。

子育てが終わりようやく自分の時間が持てたと思ったら,

両親が認知症で介護の日々が続く人がいるということです。

 

残念ながら認知症の特効薬はありません。

ですので、認知症を予防できるかどうかはまだ分かりませんが、

少なくとも何らかの努力はしていきたいですね。
 

今日の健康術

誰もが食事は大事だと知っていても、健康の要素は食事だけではないですから、

食事のほかに様々な要因があることも忘れてはいけません。

食事だけよければ病気にならないかというとそうではないのです。

●●はアルツハイマー病に有効という記事があっても、それだけしていてもだめなんです。

いいものをどんどん取り入れていきましょう!!

2010年6月
院長就任パーティーに出席

こんばんは。

6月5日に、私の知人である梅谷薫先生の院長就任パーティーに出席させていただきました。

梅谷先生が院長をされる「銀座医院」は、銀座の一等地に立たずむ由緒ある病院で、開院が昭和47年と地元密着型の落ち着いた病院です。

さすが由緒ある病院と梅谷先生のお人柄もあってパーティーには大勢参加され、ゲストもすごい方ばかりでした。

たとえば

工藤 進英(くどうしんえい)先生
昭和大学横浜市北部病院・教授、外科
1947年秋田県生まれ。73年新潟大学医学部を卒業。
85年秋田赤十字病院外科で「幻のがん」と呼ばれていた
陥凹型大腸がんを次々に発見。
側方進展型腫瘍LSTの概念の提唱、拡大内視鏡の開発、
早期大腸がん分類の世界普及など、内視鏡の権威として
世界中を飛び回って活躍中。テレビ出演なども多数。
『見えないがんを追う』(新潮社)など出版活動も盛んです。
 

久保木 富房(くぼきとみふさ)先生
東大名誉教授、秀峰会 楽山病院 名誉院長、心療内科
1973年東京大学医学部卒業。1996年東京大学教授(心療内科)。
日本心身医学会理事長、日本心療内科学会理事長、
日本交流分析学会理事長、日本行動医療学会理事、
第6回日本うつ病学会会長(2009年)などを歴任。
著書「不安症の時代」「抗不安薬の選び方と使い方」など多数。
 

日垣 隆(ひがきたかし)さん
作家
東北大学法学部卒。1987年より作家・取材活動に入る。
「週刊エコノミスト」巻頭コラム「敢闘言」からスタートし、
『「買ってはいけない」は嘘である』『「松代大本営」の真実』
『知的ストレッチ入門』『ラクをしないと成果は出ない』
『折れそうな心の鍛え方』など著書多数。メルマガ、Twitterなど
様々なメディアを通して切り口の鋭い批評活動を展開中。
 

杉本 敏也(すぎもととしや)さん
日本テレビ報道局社会部長。
「真相報道バンキシャ!」などを担当。
自らもテレビ出演を通して社会問題などを解説しています。

三条 毅史(さんじょうつよし)さん
TBSラジオプロデューサー。
「ストリーム」などの人気番組をプロデュースし、
リスナーからの大きな支持を得ている。

飯田 芳弘(いいだよしひろ) 先生
学習院大学教授(法学部 政治学科)。専門は国際政治学。
読書家としても有名。著書に『ヨーロッパ政治史』などがある。
NHKの放送大学などの講師もしている。

鈴木 進一(すずきしんいち)さん
株式会社エックス都市研究所・常務取締役
環境、エネルギー問題のシンクタンクに勤務しながら、
循環型社会推進の調査研究活動で、東南アジアを中心に活躍。

田中 越郎(たなかえつろう)先生
東京農業大学栄養科学科教授。医学博士。
熊本大学医学部卒業。三井記念病院内科研修医。
スウェーデン王立カロリンスカ研究所留学、
東海大学医学部助教授等を経て2003年より現職。
臨床時代は内科医。その後、薬理学、神経生理学、運動生理学
循環生理学・X線生理学・再生医療を研究。
現在の専門は臨床栄養学。 医学英文論文120編、医学系著書20冊。
 

大橋 悦夫(おおはしえつお)さん
ブロガー、セミナー講師。
1974年東京生まれ。上智大学外国語学部英語学科卒業。
ブログ「シゴタノ! 仕事を楽しくする研究日誌」主宰。
有限会社サイバーローグ研究所を設立。
著書『LIVE HACKS!』『成功ハックス』『スピードハックス』など
 

森 秀治(もりひではる)さん
フリー編集者。
アスコムの編集者時代に、ムック本の記事を梅谷に依頼。
独立後、梅谷の原稿を講談社に紹介し、『病になる言葉』が誕生。
天文学など理系出身の編集者らしいテーマに挑んでいます。

石川 光太郎(いしかわこうたろう)さん
NHKアナウンサー。『あぁ!言い違い すれ違い』企画担当。
1968年生まれ、41歳。日本大学卒。
NHK放送センター東京アナウンス室勤務。
祖父は、がんセンター元総長の、石川七郎先生。

 青木 まり子(あおきまりこ)さん
「ジャネッツ」(フォークデュオ)としてキャニオンレコードよりデビュー。
ジャネッツ解散後CMソング等を歌いながら弾き語りライブを始める。
「シモンズ」再結成のメンバーとして活躍。
1998年西岡たかしと仲間たちコンサートに出演後「五つの赤い風船」の
ヴォーカルとして活動開始、現在に至る。
最近では、5月25日に「五つの赤い風船コンサート」、5月29日
「希望への航路」発売記念コンサート(ゲスト:きたやまおさむさん)
と立て続けにコンサートなどで活躍中。
今回は「レセプション」の中で、暖かく懐かしい歌の数々を披露

 

など、そうそうたるメンバーがいらしていました

そんな中、主賓を含む一部のゲストに対して、壇上で挨拶する時間もありました。

一流の先生の挨拶やスピーチは非常に参考になります。

一流人の仕草や目線、考え方など得るものが多いです。

 

そんなすごい先生が話すなか、幸運にも私もご指名を頂きました。

しかも4番目の挨拶です

こんなすごい方たちの中での挨拶は非常に緊張しましたがいい経験でした。

数年前までは人前で話すことができなかった自分ですが、人間は変われるんだなぁ~と思った瞬間でした。

 

さて、「変わる」にフォーカスを当ててみると、病気でも同じことが言えます。

病気を治すのは受け身ではなく、攻めるのです。

攻めの養生」です。

そうすることで、人間は変われます。

努力しないで頭がいい人がいないのと同じで、努力しない人は健康を手に入れることはできません。

わたしは、

その努力が間違った方向にいかないように、手を差しのべてあげられる医師になりたいです。

 

人間は努力すれば変われます。
それは病気に対しても同じことなのです。