2010年05月24日
うつ傾向になっていませんか?【5月病対策】

もう五月が終わろうとしていますが、まだまだ気分がすっきりしない人が多いのではないでしょうか?

軽い気分障害は梅雨前に解決しておきたいものです。

そこで、俗に言われる「5月病」に対してお話したいと思います。

 

ゴールデンウィークが明けると話題に上るのが『五月病』です。

はじめは大学生に見られた症状のことで、入学して慣れてきた頃に

現れるのが特徴だったため『五月病』といわれるようになりました。

しかし近年では大学生より社会人に多く症状が出るため『新五月病』

、『六月病』ともいわれるようになりました。

そして、その数は増えているようです。


※この『五月病』『六月病』という言葉は正式な病名ではなく、

医学的には『適応障害』『うつ病』と診断されます。


この五月病の主な原因とは?


考えられる原因は下記の通りです。

●生活のリズム、環境の変化に心身ともについていけない

●新しい人間環境をうまく作れない

●次の目標が見つけられず、無気力になったり焦燥感を感じたりする

●想像や希望と現実のギャップ

しかし、このような状況はどんな人にもあることです。

 

では、どのようなタイプの人が五月病になりやすいのでしょうか。


一般的には、『 神経質、几帳面、完璧主義、内気、真面目 』な人が要注意です!!

ただし、以上のような気質や性格は誰でも多少なり持っているものです。


よって『五月病』は誰でもなりうる可能性があるということです。

症状が軽い、重いの違いはありますが、気になる症状が現れてきたら

早めの対処が必要です。

重度のものでしたら、医療機関を受診すべきですが、軽いうつ傾向の人もたくさん存在します。

こうした病院へ行くほどでないが、何となく気分が優れない人のためにお勧めのセルフケアをご紹介致します。


●ハーブ

不眠の症状やストレス緩和にお勧めのハーブはジャーマンカモミールや
リンデンです。

また神経疲労にビタミンC補給は効果的と言われます。

そこでローズヒップ(ハイビスカスとブレンドするとよりよりGood)や
オレンジピールも取り入れることで疲労感が解消されることも。

また体も気持ちもリフレッシュさせてくれるペパーミントやレモングラスを
ベースに、自分の気になる症状やその日の気分でハーブを選んでみましょう。

五感を働かせてゆっくりと頂くことがさらにハーブの効果をアップさせる
ポイントです。

●アロマセラピー

オレンジやグレープフルーツ、ベルガモットなどの香りは、不安やストレスや
緊張をほぐし気持ちを明るくしてくれます。

また眠れない夜にはラベンダー、カモミール、イランイランなど気持ちを
落ち着かせるのに役立つ香りを上手に取り入れてみてはいかがですか?

朝や仕事の前などリフレッシュが必要な時には、ローズマリーやペパーミント
、ユーカリの香りを利用して気持ちをすっきりさせるのも良い方法です。


●ヨーガ

近年では健康や美容のために行う人が増えています。

ポーズをとりながら筋肉を緊張・リラックスさせることで心身のバランスを
とっていきます。

呼吸法や瞑想、ポーズをとる(体操をする)ことは自分の内側の変化を感じ取る
訓練でもあります。

自分自身と向き合い、理解・受け入れることで気持ちを入れ替えることができます。


●運動

軽い運動(軽めのジョギング、少し早めのウォーキング)や好きなスポーツを
することは、ストレスの発散に役立つと共に「目標を達成する」という達成感を
味わうことができます。
また適度な疲労感は、快適な睡眠をもたらします。

 

その他にもホメオパシーやカラーセラピー、フラワーレメディーなど様々な方法があります。

もちろん食事法も大事な要素のひとつです。

自分に合う方法を見つけ、上手に取り入れましょう。

最後に自分に合った方法を見つけるには、まず「自分を知る」ことが必要になります。

頑張らないといけない時もありますが、頑張った後は「自分の体と心」に聞いてみます。

何が必要かが分かってくると思います。

そして辛い時はひとりで頑張らず、周りの友人や家族に相談したり助けてもらうことも「五月病」にならないための大切な方法のひとつです。

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