2010年04月06日
花粉症の話③
皆さん、こんにちは。
今年の花粉の飛散量は前年と比べ1/3程度といわれ、毎年苦しんでいる人は2月は安定していたのではないでしょうか?
その時期に安心していた人たちが、最近大変な状況になっています。
ですので、3回に分けて花粉症の話をしたいと思います。
今回はその第三回目です。
もうすでになっている人もまだ発症していない人も必見です。
『花粉症』第三回
・花粉症対策には医薬品と補完医療の融合が必要
花粉症の連載は今回で最後となります。
1回目は「花粉症は免疫力を高めてはダメ!!」
2回目は「どうして花粉症対策をしないといけないのか?」
というお話しをしました。
最終回は「花粉症対策には医薬品と補完医療の融合が必要」というお話しをします。
アレルギー専門医の立場から、根治の難しい病気であればあるほど補完医療が必要と考えます。
まさに花粉症はセルフケアが重要な疾患だと思います。
確かにスギによる花粉症の根治療法はあるにはあるのですが、誰もが気軽にできるというわけではありません。
さらにスギ花粉症は命に別状がないこと、3ヶ月を乗り切れば何とかなってしまうという事も深刻に勉強しない理由の一つだと思います。
しかし花粉症についての最先端の根治療法の方法やケアのしかたは、一度どこかでしっかりと勉強する必要性があります。
今回は自分でできるセルフケアとして、アロマテラピーを用いた方法をご紹介します。
とにかく今、少しでも楽になりたい!という場合にはペパーミント、ユーカリ、ラベンダーなどの精油が便利です。
使い方は、お湯を張った洗面器やカップに1~3滴ほど垂らし、その蒸気を吸入します。
ペパーミントを使う場合は刺激が強いので、温度があまり高くない方が良い場合もあります。
外出中などにはハンカチなどに1滴付けて胸のポケットなどに入れておきます。
他にのどの痛みがある場合にはサンダルウッドをブレンドすると和らぎますし、気分をすっきりさせたいならベルガモットもお勧めです。
ここまで「ハーブ」「アロマテラピー」とご紹介してきましたが、日々の生活の中で欠かせないのが食事です。
花粉症の辛い時期、食事はどんなことに気を付ければ良いか?
この時期にお勧めなのが、春の野菜をスープやお粥にして食べることです。
例えばグリーンピースやソラマメをポタージュにしたり、お粥に菜の花やセリを入れたりします。
スープやシチューに芽キャベツをたっぷり入れても食べやすいです。
それ以外では、ウドはきんぴらにしたり、キュウリと一緒に合えたりします。
(キュウリと酢のものにする場合、酢は控えめにしましょう。)
また毎日の習慣に「生姜+白湯」もいいですよ。
スパイスの辛味と白湯の体を温める効果で老廃物を排出します。
他にトウガラシ、コショウ、シナモンなどのスパイスも上手に取り入れてみてください。
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