2009年11月27日
両親にビタミンDを勧めてみよう
今からでも遅くない30代からの健康術
昨日は住宅新報社の会議室で講演をしてきました。
企業研修をするといつも思うのですが、健康に興味がない人も大勢います。
そうした中で講演することは、自分にとって非常に勉強になります。
健康が当たり前と思っている人に、いかに「習慣」の大切さを感じていただけるか・・・。
健康も勉強や仕事と同じで、その習慣が人生そのものを変えることが可能なのです。
『病気が消える習慣』(経済界)入谷栄一著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4766710754/ymhj-22
書店では「新書」コーナーにあります。
では、早速参りましょう!
高齢者の転倒防止にはビタミンDが有効
■Ferrari et al. BMJ 2009;339:b3692
人間だれでも年をとります。
また年をとると言うことは、骨が脆くなり骨折しやすくなるものです。
骨折のきっかけに転倒が挙げられますが、今回ビタミンDが転倒防止に有効であるとの論文をご紹介します。
今までは骨を丈夫にするためにビタミンDが重要だと言われてきましたが、まさか転倒防止に効果があるとは夢にも思わなかったです。
今回の研究で1日700~1000IUのビタミンD補給で19%、活性化ビタミンD3で血中濃度60nmol/L以上を達成した場合、23%低下する結果が出ました。
転倒防止はバリアフリーにするなど、様々な要素がありますが、ビタミンDを食事から意識的に摂取するように両親にアドバイスしたいと思います。
ただ、ビタミンDが多く含まれる野菜って意外と少ないんですよね。
野菜や豆類、芋類などの食品群にはあまり含まれていないことが知られています。
しかし魚類にはビタミンDが含まれているので、適宜お魚も食べたいものです。
今日の健康術
ビタミンDは両親に勧めたい栄養素です。
しかし野菜類には多く含まれていないので、魚を取り入れた食生活を心がけましょう。
キクラゲには思いのほか、ビタミンDが豊富です。
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