2009年10月17日
医学雑誌に掲載!コーラの多飲はやはり身体にかった。

今からでも遅くない30代からの健康術

発売3週間目で『病気が消える習慣』が重版となりました。累計で1万部を突破しました。

インフルエンザもそうですが、病気になったときに、軽くすむ人とそうでない人がいます。

その違いは【免疫力】にあるのは周知の通りです。

しかし、どのようにしたら効率よく免疫力が高められるかを知っている人は、ごく限られています。

本書では、免疫力を上げるための具体的な方法をはじめ、お茶療法という、だれでも手軽にできる方法を紹介している健康学入門書です。

すでに知っている人は、おさらいになると思いますし、知らない人は絶対に知っていて欲しい事項が書かれています。

まだお読みでない方は、ぜひお手にとってみてください。

 
 
 
『病気が消える習慣』(経済界)入谷栄一著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4766710754/ymhj-22 
書店では「新書」コーナーにあります。

では、早速参りましょう!

コーラの多飲で低カリウム血症になる

■ Moses Elisaf et.al : International Journal of Clinical Practice .63. 900-902; 2009

アメリカでは、糖分の入った炭酸飲料の大量摂取が肥満、糖尿病などの疾患の原因になることが、医学的に証明されています。

また歯や骨に有害な影響を与えることは周知の通りです。

自分が初めて海外に行ったときに、衝撃であったのが、炭酸飲料のカップが日本の3倍近くあったことです。

その半端でない量にびっくりしましたが、医学的検証がされなくても、絶対に体に悪い思いました。

過去にびっくりドンキーという、ハンバーグレストランに「びっくりコーラ?」というメニューが置いてありましたが、コーラの量が多かったのですが、それは体に悪いということで、自主規制をかけた経緯があります。

今回の研究は、肥満や糖尿病という、今では常識的なことを述べるのではなく、コーラ類の大量摂取が、低カリウム血症の原因になると報告されました。

ナトリウムやカリウムなどは、生命活動に重要な働きを担う、電解質とよばれる物質ですが、カリウムが低下すると、筋肉の機能が低下してしまいます。

極端に低下すると、生命の危機にさらされるのです。

本研究では1日2L~9Lのコーラを摂取すると、低カリウム血症により、脱力発作から麻痺などの症状を発現していました。

タイトルだけだと、コーラは悪いと誰もが思いますが、具体的に内容をみてみると、コーラを1日2~9Lも飲める人は少ないのではないでしょうか?

炭酸飲料は疲れを軽減させる作用があります。

たまには飲んでもいいと思います。

しかし過度の炭酸飲料は、自分が言うまでもなく体に悪いです。

せめて1日缶ジュース1杯程度に抑えたいですね。

 

今日の健康術

コーラをはじめとする、炭酸飲料の多くは、糖類がたくさん入っています。

糖類の過剰摂取は免疫力を下げます。

清涼飲料水だけでなく、体に優しい「お茶」をうまくとりいれてください

 

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