2009年10月11日
チョコレートを食べる人は心臓病になりにくい
今からでも遅くない30代からの健康術
『病気が消える習慣』が全国書店で発売となりました。
インフルエンザもそうですが、病気になったときに、軽くすむ人とそうでない人がいます。
その違いは【免疫力】にあるのは周知の通りです。
しかし、どのようにしたら効率よく免疫力が高められるかを知っている人は、ごく限られています。
本書では、免疫力を上げるための具体的な方法をはじめ、お茶療法という、だれでも手軽にできる方法を紹介している健康学入門書です。
すでに知っている人は、おさらいになると思いますし、知らない人は絶対に知っていて欲しい事項が書かれています。
いろいろな方から、「自分だけでなく、母親や友達にプレゼントして、すごく喜ばれた」と感謝のメールをいただきました。著者としては本当に嬉しいです。
ありがとうございます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4766710754/ymhj-22
書店では「新書」コーナーにあります。
では、早速参りましょう!
初回心筋梗塞前のチョコレートの摂取頻度と心臓病との間には負の関係
■Janszky L , et al. J intern Med : 266 : 248-357 ; 2009
今回、チョコレートを食べている人ほど心筋梗塞になりにくいという論文がスエーデンより発表されました。
この研究では、1992年~94年に、初めて心筋梗塞を起こした人で、糖尿病のない1169人を8年間追跡調査しています。
その人を、入院前1年間のチョコレートの摂取頻度と死亡との関係を検討しました。
チョコレート摂取習慣がない群、月1回程度、週1回まで、週2回以上の群で検討したところ、なんと週2回以上の群が明らかに心臓死を抑えていました。
つまりチョコレートを食べる習慣がある人は、死亡もしくはその一歩手前の状態が起こりにくかったということです。
チョコレート好きな人には嬉しい記事ですね。
ですが、この論文をみてチョコレートをたくさん食べてもいいのだと思わないでくださいね。
この論文のポイントは糖尿病がない人、もともとチョコレートが好きでチョコレートを食べることでストレスを発散している可能があると思います。
ですから、チョコレートを主食のように食べていれば、栄養は偏り、カロリーもオーバーしてしまい、身体に悪いのは当然です。
自分が思うに、チョコレートだけではなく、ケーキでも同様な結果が得られるのではないかと思います。
好きなこと、好きなものを食べるということは、副交感神経有意にさせ、免疫力を高めるからです。
この論文で、週2回以上というところで止めているのが気になります。
実際に毎日食べているのか、厳密に週2回なのか、量もどのくらいかを明らかにした場合、毎日たくさん食べている人と、週2回程度の人では差が出るのではないでしょうか?
ちなみに、スナック菓子やチョコレートばかり、食べている人はアレルギー体質の人が多いように思えます。
今日の健康術
チョコレートを含む、甘いものは、多幸感をもたらせます。
こうしたものを時々食べると絶大な恩恵を得られますが、もともと甘いものが苦手な人は逆効果になる恐れも。
逆に甘いものが食べたいのに、無理して我慢するのも身体に悪いです。
ダイエット中でもチョコレート一切れくらいはいいのでは・・。
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