2009年10月
セミナーに出ないと後悔します
今週(11月1日)の日曜日に開催される、融合医療研究会の打ち合わせのため、
もみの木ハウスの山田さんと打ち合わせをしてきました。
http://www.you-go.jp/
山田英知郎さんは、原宿MOMINOKI HOUSEオーナーシェフであり、 マクロビオティックの第一人者でもあります。
簡単に山田さんの紹介をしますと、
1976年に日本ではまだめずらしいマクロビオティック・レストラン「MOMINOKI HOUSE」を東京原宿に開店される。
米国ではクリントン元大統領や歌手のマドンナ、スティービー・ワンダーらが実践している料理・食事スタイルのマクロビオティックを30年以上も前から日本で実践してきた第一人者です。
「食べるものが体をつくる」、"You are what you eat"というコンセプトを、ライフスタイルの原点と考えておられます。
日本CI協会マクロビオティック・スクール料理教室、師範コース特別講師を務め、著書「マクロビオティックのすすめ-健康食ガイド」は必見の1冊です。今
今回の講演のテーマは
①マクロビオティックの基礎知識について
②30年以上の実績から語れる、食の安全性と危険性、なぜオーガニックなのか、玄米の美味しい炊き方
③自宅ですぐに始められる、オリジナル健康レシピ
特に③だけでも相当の価値ありです。
普段、山田さんは料理教室を主宰されていますが、今回の濃い内容であれば参加費の数倍はかかると思います。
それを研究会でお願いしまして、なかなか表に出てこないレシピや実践例をお話していただくことになりました。
レシピの一部を写真をお見せしちゃいます。
レンコン印籠(いんろう)だそうです。
中にオリジナル味噌とのりが巻いてあり抜群の味です。
ぜひこのようなレシピをたくさん持って帰ってください。
また、玄米のおいしい炊き方、塩の選び方などの、一度は聞いておくべきです。
ちなみに、本日の私のディナーは、玄米焼きおにぎりとグルテン餃子でした。
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毎回、満席になる勉強会ですが、
3人くらいならなんとか席はご用意できそうです。
もしご興味がありましたら、お早めにお申し込みください。
融合医療研究会 1日勉強会 11月1日(日)10時~16時30分
http://www.you-go.jp/seminar/entry.html
場所は国際フォーラムです。
2009年10月
胃ガン予防には緑茶を1日5杯です
今からでも遅くない30代からの健康術
発売3週間目で『病気が消える習慣』が重版となりました。累計で1万部を突破しました。
インフルエンザもそうですが、病気になったときに、軽くすむ人とそうでない人がいます。
その違いは【免疫力】にあるのは周知の通りです。
しかし、どのようにしたら効率よく免疫力が高められるかを知っている人は、ごく限られています。
本書では、免疫力を上げるための具体的な方法をはじめ、お茶療法という、だれでも手軽にできる方法を紹介している健康学入門書です。
すでに知っている人は、おさらいになると思いますし、知らない人は絶対に知っていて欲しい事項が書かれています。
まだお読みでない方は、ぜひお手にとってみてください。
『病気が消える習慣』(経済界)入谷栄一著http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4766710754/ymhj-22
書店では「新書」コーナーにあります。
では、早速参りましょう!
1日5杯以上の緑茶摂取が女性の胃ガン予防に有効な可能性
■ inoue M et.al : Gut .58. 1323-1332; 2009
今回は日本の研究グループからの報告です。
緑茶は著書でも紹介したように、様々なフィトケミカルパワーを摂取することが可能です。
その中に抗酸化作用により、がんを予防することは周知の通りですが、どのくらい飲めばいいかという、明確なデータが多くはありませんでした。
今回の研究は、対象は21万2980例で、228万5968人/年の追跡により3577例に胃ガンが発症した人を解析しています。
解析の結果、男性では1日1杯未満の緑茶摂取と比べ、摂取増加に伴う胃ガンのリスク低下は見られませんでした。
しかし、女性においては1日5杯以上の摂取により有意なリスク低下みられました。
緑茶5杯で胃ガンの予防になるという、すごく嬉しい報告ですね。
ただし、男性は無効で、女性に有効であった理由はどうしてなんでしょう?
男性はあまり緑茶を飲まない人が多い?(=男性は緑茶は好きでない人が多い?)
女性は専業主婦が多かった?
お茶を飲む人は、外食が少なく健康的な生活を送っている?
などなど、挙げればきりがないのですが、自分が思うに、「ストレス」と密接に関係しているのではないかと思います。
緑茶を1日5杯以上も飲める人は「心にゆとり」があるのではないかと考えます。
さらに飲み物として、コーラやアルコールでは健康を害しますが、緑茶によるフィトケミカルを上手く取り入れたことがいいのではないかと考えます。
ですので、緑茶だけでなく、他のハーブティーでも同様の効果が得られたのではないかと思わなくもありません。
緑茶5杯だけ毎日飲んでいたら胃ガンを予防できるとは思いません。
胃ガンの危険因子である、喫煙、塩分摂取、ストレスなども気をつけなくてはいけないのです。
この背景にある生活環境、食習慣、健康習慣も聞いてみたいです。
でも、お茶を飲む習慣は大いに賛成です。
今日の健康術
お茶療法は「病気にならない生活習慣」には欠かせないものです。
こうして何杯以上で効果があったという情報はありがたいです。
緑茶は1日5杯くらい飲みたいですね。
2009年10月
累計1500万部の著者との飲み
先日、累計1500万部の著者と熱く語ってきました。
その著者とは『Dr.コトー』の原作者である山田貴敏先生です。
皆さんもご存じの通り、Dr.コトーはドラマ化もされ、いろいろな方面でご活躍されている先生です。
その先生に、締め切りはどうやって乗り切っているのか、ストレスはどうやって発散しているのか、医療業界の事をどう思われているのかなど、非常にためになる話を聞かせていただきました。
その中で一番盛り上がったのは「予防医療」についてです。
今の日本は予防医療に重点を置いていないのが残念です。
(国は言葉では予防は大事といいつつも、行動が伴っていません。)
自分が考えるに、予防は「何事も起こらない」事が大事だということです。
つまり、日頃から予防に関心があり健康な人は、「何事も起こっていないので」、私たち医師の目に触れられることはないのです。
周りからは「あの人は健康だから」「風邪一つ引いたことがない人だよ」という言葉で終わりです。
しかし、このことが非常に重要なんです!!
「イベントが起こってから事を起こす」のは、今の医療の流れで、冷静に考えると恐ろしい事です。
健康な人は無意識に、自分なりの「病気が消える習慣」をもっています!!
左から
安達百合さん(安達祐実さんのママ)
入谷
横峰良郎さん(参議院議員・さくらパパ)
山田貴敏さん(Dr.コトー原作者)
2009年10月
医学雑誌に掲載!コーラの多飲はやはり身体にかった。
今からでも遅くない30代からの健康術
発売3週間目で『病気が消える習慣』が重版となりました。累計で1万部を突破しました。
インフルエンザもそうですが、病気になったときに、軽くすむ人とそうでない人がいます。
その違いは【免疫力】にあるのは周知の通りです。
しかし、どのようにしたら効率よく免疫力が高められるかを知っている人は、ごく限られています。
本書では、免疫力を上げるための具体的な方法をはじめ、お茶療法という、だれでも手軽にできる方法を紹介している健康学入門書です。
すでに知っている人は、おさらいになると思いますし、知らない人は絶対に知っていて欲しい事項が書かれています。
まだお読みでない方は、ぜひお手にとってみてください。
『病気が消える習慣』(経済界)入谷栄一著http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4766710754/ymhj-22
書店では「新書」コーナーにあります。
では、早速参りましょう!
コーラの多飲で低カリウム血症になる
■ Moses Elisaf et.al : International Journal of Clinical Practice .63. 900-902; 2009
アメリカでは、糖分の入った炭酸飲料の大量摂取が肥満、糖尿病などの疾患の原因になることが、医学的に証明されています。
また歯や骨に有害な影響を与えることは周知の通りです。
自分が初めて海外に行ったときに、衝撃であったのが、炭酸飲料のカップが日本の3倍近くあったことです。
その半端でない量にびっくりしましたが、医学的検証がされなくても、絶対に体に悪い思いました。
過去にびっくりドンキーという、ハンバーグレストランに「びっくりコーラ?」というメニューが置いてありましたが、コーラの量が多かったのですが、それは体に悪いということで、自主規制をかけた経緯があります。
今回の研究は、肥満や糖尿病という、今では常識的なことを述べるのではなく、コーラ類の大量摂取が、低カリウム血症の原因になると報告されました。
ナトリウムやカリウムなどは、生命活動に重要な働きを担う、電解質とよばれる物質ですが、カリウムが低下すると、筋肉の機能が低下してしまいます。
極端に低下すると、生命の危機にさらされるのです。
本研究では1日2L~9Lのコーラを摂取すると、低カリウム血症により、脱力発作から麻痺などの症状を発現していました。
タイトルだけだと、コーラは悪いと誰もが思いますが、具体的に内容をみてみると、コーラを1日2~9Lも飲める人は少ないのではないでしょうか?
炭酸飲料は疲れを軽減させる作用があります。
たまには飲んでもいいと思います。
しかし過度の炭酸飲料は、自分が言うまでもなく体に悪いです。
せめて1日缶ジュース1杯程度に抑えたいですね。
今日の健康術
コーラをはじめとする、炭酸飲料の多くは、糖類がたくさん入っています。
糖類の過剰摂取は免疫力を下げます。
清涼飲料水だけでなく、体に優しい「お茶」をうまくとりいれてください
2009年10月
チョコレートを食べる人は心臓病になりにくい
今からでも遅くない30代からの健康術
『病気が消える習慣』が全国書店で発売となりました。
インフルエンザもそうですが、病気になったときに、軽くすむ人とそうでない人がいます。
その違いは【免疫力】にあるのは周知の通りです。
しかし、どのようにしたら効率よく免疫力が高められるかを知っている人は、ごく限られています。
本書では、免疫力を上げるための具体的な方法をはじめ、お茶療法という、だれでも手軽にできる方法を紹介している健康学入門書です。
すでに知っている人は、おさらいになると思いますし、知らない人は絶対に知っていて欲しい事項が書かれています。
いろいろな方から、「自分だけでなく、母親や友達にプレゼントして、すごく喜ばれた」と感謝のメールをいただきました。著者としては本当に嬉しいです。
ありがとうございます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4766710754/ymhj-22
書店では「新書」コーナーにあります。
では、早速参りましょう!
初回心筋梗塞前のチョコレートの摂取頻度と心臓病との間には負の関係
■Janszky L , et al. J intern Med : 266 : 248-357 ; 2009
今回、チョコレートを食べている人ほど心筋梗塞になりにくいという論文がスエーデンより発表されました。
この研究では、1992年~94年に、初めて心筋梗塞を起こした人で、糖尿病のない1169人を8年間追跡調査しています。
その人を、入院前1年間のチョコレートの摂取頻度と死亡との関係を検討しました。
チョコレート摂取習慣がない群、月1回程度、週1回まで、週2回以上の群で検討したところ、なんと週2回以上の群が明らかに心臓死を抑えていました。
つまりチョコレートを食べる習慣がある人は、死亡もしくはその一歩手前の状態が起こりにくかったということです。
チョコレート好きな人には嬉しい記事ですね。
ですが、この論文をみてチョコレートをたくさん食べてもいいのだと思わないでくださいね。
この論文のポイントは糖尿病がない人、もともとチョコレートが好きでチョコレートを食べることでストレスを発散している可能があると思います。
ですから、チョコレートを主食のように食べていれば、栄養は偏り、カロリーもオーバーしてしまい、身体に悪いのは当然です。
自分が思うに、チョコレートだけではなく、ケーキでも同様な結果が得られるのではないかと思います。
好きなこと、好きなものを食べるということは、副交感神経有意にさせ、免疫力を高めるからです。
この論文で、週2回以上というところで止めているのが気になります。
実際に毎日食べているのか、厳密に週2回なのか、量もどのくらいかを明らかにした場合、毎日たくさん食べている人と、週2回程度の人では差が出るのではないでしょうか?
ちなみに、スナック菓子やチョコレートばかり、食べている人はアレルギー体質の人が多いように思えます。
今日の健康術
チョコレートを含む、甘いものは、多幸感をもたらせます。
こうしたものを時々食べると絶大な恩恵を得られますが、もともと甘いものが苦手な人は逆効果になる恐れも。
逆に甘いものが食べたいのに、無理して我慢するのも身体に悪いです。
ダイエット中でもチョコレート一切れくらいはいいのでは・・。