2009年3月
低カロリー食は3大栄養素の割合に関係なく意義ある減量をもたらす
摂取カロリーを制限することで、3大栄養素の構成割合に関係なく、意義のある減量が得られる。
アメリカハーバード大学グループより、発表になった研究論文です。
(Sacks FM,et al. New England Journal of Medicine 360:859-873,2009)
皆さん、こんにちは。
いよいよお花見シーズンに入りました。
日頃の疲れを宴会で発散しようと思っている人は多いのではないでしょうか?
今の時期は送別会や歓迎会も多く、体重を気にする人も多いと思います。
と言うことで、本日はダイエットの問題について触れたいと思います。
ところで「3大栄養素」とは、何か知っていますか?
①脂質
②タンパク質
③炭水化物
のことです。どれも体を構成する成分であり、非常に重要な役目を果たしています。
今までのダイエットにはカロリーを控えるのと同時に、バランスの良い食事を摂取した方がいいと言われてきました。
すると、ダイエットのための食事(低カロリー、栄養バランス食)に高いお金を払って買う人もいました。
もちろんバランスの良い食事と低カロリー食はいいと思いますが、お金がかかりすぎる、食事が楽しくないとの欠点も多くあります。
この研究では、脂っこい食事の比率を高くしても、カロリーさえしっかり管理すれば、バランスの良い食事療法と同じくらいのダイエット効果を認めていたということでした。
これを聞いて、非常に気持ちが楽になりました。
自分は揚げ物が大好きだからです。
現状としては、揚げ物を食べる代わりに、カロリー制限とハーブティーは欠かさず飲んでいましたが、大丈夫であるデータがでて気がしてホッとしました。
この研究では、脂肪分を多く摂取している群においても、心筋梗塞や脳梗塞や糖尿病の値も改善しておりました。
ということで、ダイエットしている人の一番の大事なポイントはカロリーに気をつけるということです。
なので、揚げ物を多く摂取する人は、主食などを減らす事がポイントです。
お花見シーズン、お酒が進むと思いますが、おつまみは控えてくださいね。
2009年3月
情報力が非常に重要!!
3月20日に文章表現・コミュニケーションインストラクターの第一人者である、山田ズーニーさんのワークセミナーを受講してきました。
ワーク形式は非常に身になることが事が多いです。
今後、自分のセミナーでもワークを多く取り入れていきたいと思います。
さて今回はこのセミナーを通じて、自分が感じ学んだことを書きたいと思います。
それは「メディア力」についてです。
評論家には何が重要だと思いますか?
おそらく「信用」じゃないでしょうか?
「何を言うかより、誰が言うか」が最も大切だと身にしました。
明日、宇宙人が地球を襲う!!
「東スポの記事」
「笑っていいともでの話」
「日経新聞の記事」
「NHKの臨時ニュース速報」
「総理大臣が緊急会見」
あなたはどれを信じますか?
考えてみると同じ内容であるにも関わらず、誰が言うかで信頼度が大きく違う。
ということで、
信用は日々の積み重ねですので、東スポではなくNHKのニュースくらいの信用得るように情報を発信していきたいです。
2009年3月
医薬品との相違についての正しい理解ができている人は少ない
今日は「医薬品との違いについて」をテーマにブログを書きたいと思っています。
「特定保健用食品(トクホ)」って聞いたことがありますか?
あまり知らないって方がほとんどだと思います。
では聞き方を変えます。
サントリーの「黒烏龍茶」は知っていますか?
そう、黒烏龍茶がまさしく「特定保健用食品」です。
他に挙げると、カテキン緑茶、エコナなども、これに入ります。
で、各地でセミナーをしていて毎回思うのですが、これらを飲む人は「医薬品との相違について正しく理解できていない」人が多いです。
ところで、特定保健用食品とは何かと言いますと
あくまで「食品」なのです。
もっと簡単に言うと、医師から言わせると薬ではないので過度の期待は危険なのです。
医薬品と同じだと勘違いすると、医療機関受診のタイミングを逃します。
考えてみると、自己判断で始めるので、自分で医療行為をしているということになります。
さて、前置きは長くなりましたが、ここからが本題です。
「上の血圧が150で高いような気がします」
「空腹時血糖が127なのですが」
上記の場合、皆さんならどうしますか?
おそらく、あまり気にしないのではないでしょうか?
しかし、近年のガイドラインでは明らかに異常です。
安静時血圧は130以下、空腹時血糖は110以下が正常です。
この事は、数年ごとにガイドラインが変わるので、医師でも混乱している人が多いのです。
専門の医師でさえ混乱するのに、一般の人はよほどアンテナを張っていないと、なかなか情報を得ることはできません。
自分から言わせると、「トクホ」と言っている場合ではないのです。
かといって、病院に行けばすぐに薬が処方されるレベルではないかもしれません。
ここが、健康食品と医療機関を受診するかどうか混乱するのではないでしょうか?
正解はないですが、医療機関を受診することは、きっかけになり、医者から「まずは食事と運動」と言われたら、トクホを使うというのがいいと思います。
ということで
検診で異常が見つかった場合、トクホから始めるのではなく、しっかり医療機関で診断を受けたうえで、トクホを始めるのがいいと思います。
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民間医療を始める心構え
・自分の疾病や状態をどのように理解していますか?
・特定保健用食品についてどのように考えていますか?
・なぜその食品に関心を持ったのですか?
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上記をよく考えてみてください。
自ずと答えが見えてくるはずです。
2009年3月
子曰く、君子は貞にして諒ならず
(孔子が言われた。立派な人間は、正しい道理を守って、約束には義理立てしない)
本日、中国古典の第一人者である、守屋淳さんの講演を聴きに行きました。
中国古典は無知に等しく、三国志や項羽と劉邦、水滸伝などしか知りませんでした。
では、なぜ本日の講演を聞きに行こうと思ったのか?
それは「歴史は繰り返す」ということを中国古典で学べるということで興味を持ちました。
守屋さんのすごいところは、歴史を通じて今の不況や今後の経済を見事に推測していることでした。
推測する根拠は歴史であり、昔も今も本質は変わっていないと言うことです。
医療でも同じ事がいえるのです。
民間医療で痛い思いをした人は、また同じ過ちを繰り返すのです。
特に小さく痛い思いをした人がまた小さく失敗をしています。
ダイエット食品を買って、1週間で3Kgやせた人が1ヶ月後には5kg太っていたと言うことが多々あります。
すると、そのダイエットは自分に合ってないと言い聞かせるのです。
そして違うダイエット方法を探しているのです。
でも、自分から言わせてみると、本質が分かっていません。
この世の中にやせる薬はないです。
楽してやせられるのであれば、それにこしたことはありません。
しかし、そのダイエット方法は何万人中何人がやせたのか分かりますか?
1人でもやせてれば、体験記に書けてしますのです。
ということで、
健康法を始めるには「その本質を知る」というのが大事です。
まずは疑いましょう!!
冒頭で「立派な人間は、正しい道理を守って、約束には義理立てしない」とあります。
医学で置き換えるのであれば、「立派な医師はどんなに親しい友人や上司であろうとも、患者に対する道理を優先し、間違っていることは義理でも行わない」ということではないと思いました。
約束を破っても、道理を守れる医者を見つけましょう!!
2009年3月
ホメゴロシの会in新宿
本日、セラピストを本気で応援する実業家の谷口様よりお声がかかり、30分程度講演をさせていただく機会を頂きました。
谷口さんの信念は『一人一人が、かかりつけのセラピストを持つ社会』を目指し、『セラピストの社会的地位向上』を掲げています。
http://www.relax-i.com/ssi-def/S-001/ssi/
この信念は非常に心に響きました。
医者も含めてですが、セラピストさんにも技術の差があります。どの職業もそうですが、一人前になるには時間がかかります。
そこまで到達するには、努力が必要ですが、なかにはお金儲けの努力に走ってしまう方がいます。
こういった方がいるのは本当に残念です。社会的地位を向上させるには医療従事者も含め、技術の勉強をまじめにして欲しい限りです。
今回、いらしていた方はすごく勉強熱心であり、こういったセラピストさんが増えればいいなぁ~と思っています。
さて【ホメゴロシの会】と聞いて最初は名前にびっくりしました!!
いったいどんな会なんだろう???アヤシイの??
しかし内容を聞いてすごくおもしろそうな会でワクワク感が募りました。
会のコンセプトは
「お酒は入らない、ざっくばらんで真面目な業界情報交流会。参加者の中から数名に依頼して、発表者が関わる業界の表・裏事情や将来の展望などと合わせてご本人の現状を発表する。」
です。
さて本日、自分が話したテーマは
~30分でわかる民間医療の基礎知識~
というタイトルでお話ししてきました。
自分の得意テーマの1つである補完医療を民間医療という名称に置き換えて、だれでも分かりやすく受け入れやすい内容で講演をしました。
今回のメインのテーマは「失敗しない民間医療の始め方」ということを重点にお話しましたが、これには裏のテーマがあります。
それは「今はピンとこないかもしれないが、30年後には心に響く」という内容です。
自分は大学病院ではがん患者を多く診ています。
人間の死因の第1位はがんであり、身近な人でがんにならない人はいないと思います。
いざがんに直面したときに多くの人は冷静な判断を下せないのが当たり前だし、そう言った状況下では「不確実である民間医療に過度の期待」をよせ高額なお金を払ってしまう人が多くみうけられます。
そう言った人を少しでも救ってあげたいと思っています。
本日、講演を聴いてくださった方は、将来おそらく不確実な民間医療に走ることなく、親しい人にもアドバイスが出来るようになっています。
今後も、こういった活動は続けていきたいです。